2023-01-23

やり手のシステム屋が分社化で退社の例

https://www.orangeitems.com/entry/2023/01/21/000000

この記事架空だそうだけど。

あ、この増田架空だけど。

昔々あるところに、やり手のシステム屋がいました。最初は自社の黒いモノリスで動くホストシステムをなんとかせいと言う事で呼ばれた言わば傭兵でした。

非常に優秀な彼は、そのシステムを自ら理解すると、バリバリ仕事を振り分けていきます。再構築部分は外に出す予定でしたが、彼を招聘した役員が「システムとは自社のノウハウであるから、内製するべきである」と言ったので、人材採用し、組織を大きくしていきました。

そして、旧システムの再構築が終わったところで、営業技術と話をし、システムありきで受発注する仕組みを構築、これは導入していたベンダー事例講演で大々的に紹介され、彼の名も広がっていったのです。

そうしてシステムが安定して金を稼ぐようになったところで、彼の所に辞令が来ます。巨大化したシステム部門分社化するので、ついてはその会社執行役員をやれというのです。

彼は反対しました。今上手くいっているのは、現場システム部門が近いからだ。動的にお客のニーズ製品の動向を取り込んでいるからうまくいっているのだ、と。内製化すると言うことはそこを最大限活用すると言うことではないのか、と。

しかし、会社独立させる事を決めます。その陰には、企業戦略コンサルタントの姿がありました。

そして、彼は執行役員になりました。報酬は2千万円に近い金額を得るようになりました。会社としては彼をその様に優遇することは、今までの苦労に報いる意味もあると思っていたのでしょう。

しかし、システム部門コストセンターとしてしか認識されなくなり、彼は、そのまま、消え入るように会社からいなくなってしまいましたとさ。

その後、かの会社行方は誰も知りません。

一説には、ビジネスモデルを真似した競合他社が現れた所に対応仕切れず、リーマンショックの波をもろに被って競争激化から収益性が低下、削減できるコストがないかと探したところで、当時ブームだったシステム子会社ゼロ円売却に乗っかり売却したとも伝え聞きますが、真実は誰もしらないのです。

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