2022-09-09

エンジニア視点から見たゲートルーラーデッキメイカー騒動について

※この記事池っち店長誹謗中傷する意図はなく、またゲートルーラーに対して悪意を持って不利益を被らせる意図はありません。

みな様ゲートルーラーを楽しんでおりますでしょうか。私はカードこそ持っていないものの、Twitterでたまに検索をかける等して楽しんでおります

さて、私は数年ではありますが一応ITエンジニアという肩書で働いており、色々なシステムを見てきました。今回のゲートルーラーデッキメイカー騒動エンジニア視点から見ると大変面白くなっている為、こうして書き残そうとした次第であります

以下は全て推測となりますので、ご了承ください。

①4/13の状況

ゲートルーラー公式Twitterから原因の第一報が放たれました。どうやら『DNS登録・反映に時間がかかっている。』のだそうです。

個人感覚ですが、DNS登録や公開は最後最後、つまりサーバに資材(プログラム)を配置してTomcat等を起動し、ローカルホストから接続確認できた後にやる作業だという認識があります。何故なら、資材の配置をせずにDNSを公開した場合ユーザが公開されたURLアクセスしても『404』のエラーを返すだけになってしまうからです。※すみません一般Webサイトの公開には立ち会ったことがなく、間違っていれば言ってください。

ですのでデッキメイカーの公開はあと一歩のところまで来ていると認識していた人が多かったと思います

ちなみに、9/9に公開された『デッキメイカー遅延の原因について、ご説明とお詫び』には資材を『gateruler.jp』にアップしようとしている画像掲載されていますが、仮にデッキメイカーを『gateruler.jp』を同じドメインURL、例えば『gateruler.jp/deckmaker』に作ろうとしていた場合は、そもそもDNS登録必要ありません。

②4/15~5/19の状況

ゲートルーラー公式Twitterから続報がありました。原因不明問題アップロードできず、専門家解決にあたっているとの事です。

私はてっきり4/13の段階でもうサーバに資材がアップロード出来ていると思っていたので驚きました。

アップロードができないということはファイル容量の問題ネットワーク問題サーバが起動していない等が考えられます

③9/9 今回の騒動

公式サイトに『デッキメイカー遅延の原因について、ご説明とお詫び』がリリースされました。

とても読み応えのある文章と共にスクリーンショットが数枚貼られています大事な部分はレンタルサーバサーバパネルと、その下のスクリプトです。

まず、『「アップロードしようとするとエラーを表示する画面が出る」というアプリケーションがAによって仕込まれていました。』とありますが、スクリプトを見るにこれが仕込まれていたのはデッキメイカーアプリケーション自体ではなく、サーバに資材をアップロードするHTMLファイルです。ですがこれはおかしな話です。ゲートルーラーは『Xerver』と言われるレンタルサーバを利用しているとみられますが、このサーバパネルは『Xerver』が提供しているサーバ管理する画面と考えられるので、そこにスクリプトを忍ばせる余地は無いはずです。スクリプトを忍ばせるなら、このサーバパネル画面のHTMLローカルに保存し、HTML内にスクリプト記述して、そのHTMLブラウザで表示する必要があります。画面にはURLが映っておりませんが、恐らくローカルにあるHTMLをそのまま表示しているからではないでしょうか。

もし仮に解決にあたっている専門家が居たとして、資材がサーバアップロードできない問題を1ヶ月かけても解決できないのであれば、それは素人と言わざるを得ないです。そもそもローカルHTMLを直接開いている前提からおかしな話なのですが、雑なスクリプトが仕込まれたこの画面を見て原因の切り分けを行わないエンジニアはほぼ居ないでしょう。

ちなみに『Xserver サーバパネル』で画像検索するともう少しリッチな画面が出てきます不思議ですね。

※ここに書いている事は推測にすぎません。真実を知っているのはあの人だけです。

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