2021-11-20

旅行の予定があるので「飛騨高山 温泉むすめ」で調べた。高山匠美ちゃん。同行者に手配を丸投げしているので宿泊先にこの子がいるのかはわからないのだけれど、パネルが置いてあったら撮ってしまいそう。かわいい。声もいい。それなのに

30歳になったら人から見えなくなってしまうのか…

この設定を見かけたとき、けっこう、つらい気持ちになった。女としての賞味期限現実にある。私はそう思っている。私が感じているそれは加齢に伴う性的魅力の低下により異性から価値として扱われることではなく(仮に30歳以上の女性は無価値という男性がいたとするならそれはどう考えても異常者であり社会不適合者なので気に留める必要がない。一方で20代女性からこそ許されていることは確かにあり、それがなくなる不安はある。もちろん若い女性だからこその恐怖もあるけれど、今のところ、私の生活範囲においてはもたらされている利益の方が大きい)生殖機能の衰えつまり生物学的な女としての賞味期限なのだけれど、そのタイムリミットは私をしばしば焦らせるのだ。

子ども絶対にほしいのかと聞かれたらそういうわけではない。ただ、それは今、この瞬間はそう思うという話であって、実際に30代40代あるいは50代になってから「産んでおけばよかった」と後悔するのではないか?という得体の知れない予感が私を急かしている。はやく結婚しなければ、はやく出産しなければ、人生は取り返しがつかないのだと迫ってくる。

もっともこれは連想ゲーム的に私がつらくなってしまっただけである。この設定を広告に加えることの是非はあれど、私のケースに限定するのならば、温泉むすめは悪くないと強調しておきたい。

そういうわけで私はこの設定を悲観的に捉えていたのだけれど、いざ、匠美ちゃんを目にしたら、どうしてこんなにかわいい子が本人の意思に反して30歳前後温泉むすめを引退しないといけないのだろう…という別方向の悲しみが湧き上がってしまった。

アイドルからそうかもしれない現実アイドルも歳を重ねた先に引退する。けれど、温泉むすめはただ引退するだけでなく「見えなくなってしまう」のだ。

匠美ちゃん温泉街に遊びにくる観光客や、温泉街を切り盛りする人たちを愛している。そうして彼らから愛されているのだろう。それなら代替わりしたあとも人間に近しい神様として、おばあちゃんになるまで、おばあちゃんになってから温泉街の人たちを愛し、温泉街の人たちに愛されてほしいし、それが叶わない温泉むすめの世界観はあまりに酷すぎる。もちろん目に見えなくなった匠美ちゃんはより神格化した存在として彼らを愛し続けるのだろうけれど、そうだとしても永遠に彼らと交流ができないなんてあんまりだ。おばあちゃんになった匠美ちゃんを見せてくれ。30歳になった匠美ちゃんはいなくなってニュー匠美ちゃん誕生します!なんてキャラクター使い捨てもいいところだろう。それとも私が温泉むすめについてよく知らないからこのように感じてしまうのか。もともと温泉むすめを応援していたオタクはどう考えているんだ。匠美ちゃん

  • やさしい増田すき

    • ありがとう。高山匠美ちゃん、ほんとうにかわいいからこの子が消えてしまう世界なんて…どうか幸せに歳を重ねてほしい…と優しくなくても思うはずなのでよかったら見てください http...

      • か、かわいい!! おかげで初めてきちんとこの子を見たよ、増田はいいことをしました 彼女にも増田にも幸あれ🙏

      • いや、キャラまじで守りたかったら基準ちゃんとして性的にみえないようにしてあげるべきだろ 「このたばこがほんとおいしいんで増税やめてください」と理論かわらんぞ

        • 増田じゃないけど、ここで増田が言ってるのは温泉むすめの設定が正しいとか正しくないとかそういう話じゃないんだ 違うんだ ただ、増田は匠美ちゃんを慈しんでいて、なのにいつか姿...

          • 代弁ありがとうございます。その通りです。私が語りたかったことは、設定から想像される「物語上の」結末が悲しいから「物語上の」救済があればいいのに、というそれだけです。広...

  • ファンではないけど 残酷な設定はそれはそれでエモいし なんなら設定に従わなければいけないというわけでもない 全温泉ファンが総力を結集し温泉に通うことでなんらかのパワーが増...

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