2021-10-03

TKG味の素と酒飲み兄ちゃん

一生分の酒を飲んでしまい一切の酒を受け付けなくなった(どんな酒飲んでも不味いと感じるようになった)元酒飲みとしては、

料理研究家動画は、最初に「飲酒しながらの料理は大変危険で~」的な注意は最低限入れたほうがいいと思う。


ということであそこのレシピに触発され、TKGこと卵かけご飯のため、実家存在しなかった味の素を生まれて初めて使ってみた。

ちなみに使用量はご飯一杯(≒150g)に対して3振り(0.3g)で、他に使うのはオリーブオイル醤油のみ。好みで黒胡椒トッピング


まあ、3振りは味の素童貞だった自分からしても「味覇の味しかしない中華レベルで多いんじゃね?という懸念はあったが、それだけに効果はてきめん。

かに全然違う。

以前味の素抜きで作ったときは「オリーブ風味つき醤油TKG」でしかなかったのに、味の素が入るだけで「旨いTKG」に変化してしまった。

オリーブ香りもコクも、醤油の風味も塩辛さも、全てがキレイに溶け込んで「旨い」に昇華したとも言える。

というか、ともすると「旨い」で思考停止させるような、割と問答無用な味になるということを身を以て理解した。


元祖レシピ@旧日本海軍にはない、白だしを使った肉じゃが作ったときも思ったんだけど、出汁文化の日本人と、旨味の親和性は非常に高い。

あの北大路魯山人をはじめ、味にうるさそうな関西出身の人が「関東の食い物なんて甘じょっぱいだけで田舎臭い」などとキツい言い方するけど、

白だし味の素経験してみると、そう感じる人がいるのも無理はないと思わされた。

まあ蕎麦マグロうなぎ東京で食うべきだと思うが、それでも滋味豊かな出汁ありきの西日本風の味付けは無視できない。

単純に、旨味のおかげで塩分控えめになるのも嬉しい。


とはいえ他の調味料と同様、入れ過ぎ注意なのは間違いない。

関西うどんなんて、味の素の味しかしないじゃん」みたいな嫌味が出てくるのは、実際に入れ過ぎなケースが少なからずあるからだろう。

あと味の素一辺倒は、旨味少な過ぎとは別の意味で、食べてる途中で多分飽きる。

件の酒飲み氏が「味変カンフージェネレーション」をほぼ必ず入れているのは、旨味に飽きる勢対策だろう。

実際、あの方の麻婆豆腐レシピ味の素こそ使わないものの、豆腐一丁(300g)に対し創味シャンタン小さじ1弱は多すぎと感じるし。

一方で陳建一氏のレシピが代わりに中華あじ少々+味の素少々となっていてなおかつ醤油多め、

そこに豆鼓オイスターソース石垣島ラー油と加え、より複雑で奥行きのある味付け(それでいてシンプルに感じる神レシピ)にしているのを踏まえると、

せいぜい小さじ半分がいいところだろう。

例の魯山人先生味の素使ったときも、この程度に微量だったのだろうと想像する。


ちなみに他にネットで有名なTKGレシピというと、ツイッターでバズったのをヒカキン氏が取り上げた、醤油+砂糖にだしの素ひとつまみというのがある。

こっちのほうが優しい味わいっぽいので、そのうち試すかも。


以上、味の素筆おろしの巻でした。

  • 味の素、卵かけご飯以外でどう使うん?

  • 中国人みたいにバス運転手にキレかかったりバス運転手が川に乗客ごと飛び込んだりみたいな事件を気に病むならやめたほうがいいぞ味の素は

  • 味の素使ったことないなー

  • TKGは、鶏ガラスープのもと+牡蠣しょうゆ で作ってる。旨味すごいよ。

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