2021-04-02

空手パワハラ問題について

大学から伝統派空手部活動として始めて現在まで練習を続け、もう10年以上になる。

そんな自分が今回の空手パワハラ問題を聞いた時は意外に思った。

学校町道場を問わず空手コミュニティパワハラはあまりいたことがない。

おそらくパワハラがないのではなく、パワハラを受けた側がコミュニティからあっさり抜けてしま問題が公になりにくいからだ。

空手を頑張っても金銭的に報われる事がほとんどないため、嫌な思いをしてまでコミュニティに踏みとどまる理由がない。

空手大学卒業後に社会人選手として実業団警察に受け入れられる人数が柔道剣道に比べるとすごく少ない。

現役時は華麗な成績を残し、高校大学空手指導者町道場の指導者を兼ねるような人物でも空手一本で家族を養うのは難しい。

町道場の練習場所学校体育館公民館を借りるが、これらの施設営利目的では借りられない。

従って高額な月謝も会員から取れない。

要は空手で飯は食えないのである

これは伝統派空手の話であって、フルコンタクト空手格闘技ジムに近い組織体系なので飯を食える人も居る。

空手は金がない割には競技人口が多いスポーツである

町道場の指導者と反りが合わなくなり、通う道場を変えたり独立して新しい道場を立ち上げる人も少なくない。

そんな道場を飛び出した人が何食わぬ顔で普通に大会に参加していたりする。

古い武道の割には人間流動性が高い。

ここ数年の空手界はオリンピックバブルに湧いていた。

日本代表選手、強化委員という立場ではかかるプレッシャーも凄かっただろう。

注目される立場とあっては上記のような理屈通用しない。

無論、眼球を怪我するような練習は論外で許されるべきではない。

ただ竹刀での練習はただのきっかけで、もっと普段からのすれ違いのようなものが原因でこのような事態になったのだと思う。

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