2021-02-04

教習所の思い出

ダメ人間

から徒歩10分くらいのところに通ったんだけど、すげーめんどくさくて全然行かず、結局期限ギリギリ5日前とかに卒業した

ダメ人間2

最初?2回目?の技能教習でいきなりバツがついた あまりに物覚えが悪かったか

ミックスジュース

タダでいろいろ飲み食いできる謎の制度があって、フードもドリンクも概ね大したことなかったんだが、教習所オリジナルミックスジュースだけは美味しかった

ミキサー手作りしているようで、ホントに美味かった そればっか飲んでた

技能検定1

公道に出るための試験みたいなやつ

俺は運転がかなりヒドい自覚があり、とうてい検定なんて受けらんねえよ!と思いながら臨んだのでかなり緊張していた

しかし、そんな俺を救ってくれたのが同じ車で検定を受けた同世代女の子

先に検定を受けた彼女、発信・停止のたび身体ガックンガックン揺すぶられる驚異的なブレーキテクニックの持ち主で、「コレがアリなら俺も大丈夫やんけ!」という深い安堵を得た

検定後、発表までの待ち時間に少し話した 緊張しましたね、なんて談笑しつつ、よっぽど「あなたのおかげで緊張が解けて本当にありがたかった」なんて言おうかと思ったが、さすがに失礼すぎるのでやめた 

でも、バカにしてるとかじゃなく本当に感謝してるんだよな たぶん順番が逆だったら立場も逆だったろう

そして公道

第一段階を突破した安堵で俺は教習所サボりまくり、1ヶ月?2ヶ月?くらい車に乗らないという暴挙をやった

このままじゃアカン!と思って技能検定を予約

さすがに超ブランクあるし、多少は慣らし運転させてくれるだろう、と思っていたが、教官はいきなり外に向かった 夜だった

そしてハンドルを渡された はじめての公道を長いブランクとともに、夜!恐ろしや

正直あまりの恐ろしさに我を失っていて、全然記憶がない 意外となんとかなったような覚えはあり、おそらく人間は窮地で本当の力を発揮する

教官感情

唐○貴洋さんみたいな、卵顔でいかにも温和な感じの教官と一緒に公道を走っていた 若く紳士的な教官にはかなり好感がもてた

そんな中、かなり無理な割り込みをしてきた車が一台 すかさず教官が横からハンドルを取り、事なきを得た

今のはあぶなかったっすね、というと、「いるんですよああいう輩が、ホントに許せない……」と、これ俺がいなかったらもっと汚い言葉が出てるんだろうなと容易に想像がつく調子教官は言った

その後もしばらく思い出し罵倒みたいなのをやっていて、人間感情に触れた思いだった

技能検定2

時は流れいよいよ卒業検定へ

例によって俺はもうダメだ!と思っていたが、検定1のときと同じようなミラクルが起きた

同じ回の検定を受けていた同世代の男が、ザコだったのだ

MTっていうからすげえ遣い手なんだろうなと思っていたのだが、開始5分もしないうちに追い越し禁止のところでスクーターを追い抜かそうとしてブレーキを踏まれていた

「一度でも教官ブレーキを踏まれたらアウト」…おそらく、開始前に聞いたこ言葉を車内の全員が思い出していた 彼は青ざめ、教官の「最後まで行きましょう」という言葉への返事も虚ろだった

俺は彼を見て「こんなモンでいいなら俺もいけるやんけ!」と思い、危なげなくこなした

そして驚いたのが、その日の検定は全員合格だったこ

おい!ブレーキまれてたヤツいるやんけ!ええんか!と思いつつ、まあええのだろうと思い、解放感を覚えながら教習所をあとにしたのだった

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