2017-11-05

漫画としてハイコンテクスト漫画って結構あるんだな

血界戦線とか宝石の国とかね。

アニメ面白いからちょっと原作読んだけど読みにくくてしょうがないわ。

絵は上手いし話も内容そのものが丁寧なのは分かるんだが一回読んでも理解できねえ。

かといって何度も読めば理解できるから何周もして新たな発見しろって感じの作品でもない。

つまる所、漫画を沢山読みまくってきてお約束はいくらでもすっ飛ばせる人間向けに書かれているということだろう。

それはさしずめ今時のSFが今更タイムマシンタイムパラドックスという単語意味について馬鹿丁寧説明することがなくなったみたいに。

いやはやしか漫画にもこういうジャンルはあるもんだな。

国際スパイアクション物や戦国世界転生みたいな作品で時折歴史地理の側面でハイコンテクストな要素が混じってくるのは知っていたが、漫画読みやフィクション消費者としての経験値がとことん要求されるタイプハイコンテクストさで描かれる漫画があったとはね。

映画だとそういうのがあるのはなんとなく知っていたんだ。

映画を見慣れた人間行間を読みまくって賞賛できるんだろうけど映画をあまり見ない人間チンプンカンプン雰囲気しか分からんだろうと推察できる作品をいくつか見たことが有るから

漫画というジャンルだと大衆よりなメディア風習によってそういうマニア向けで素人お断り表現は丁寧に回避しているものだと思っていたよ。

せいぜいが恋愛漫画電車の音が声をかき消したら告白だと分かるとか、野球漫画バッターが自信満々にバットを投げ捨てたらホームランだと分かるとか、それぐらいのレベルに留まっていると思っていた。

偏見だね。偏見

漫画だって立派に芸術してていいしマニアの方を向いた作品出版社が出してても別に構わないわけだ。

まさか逐一何かあると行間脳内で補完し続けないといけないようなレベル漫画もあるとはねえ。

漫画舐めてたわ。

  • 宝石の国は荒削りな漫画を読み慣れてるアフタヌーン読者ですら「漫画としては読みにくい部類」という評価をしてたと思うが。

  • そもそも血海戦線自体がお門内のでねえ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん