その日は正顧問がいなかったのをいいことに、専門外のスポーツをやっていた副顧問が、子供を部活に預けている親の対場から見るとストレス発散のごとく部員たちに向かって暴言を吐きまくっていた。うちの息子がターゲットになっているわけではないので、我が子がかわいそうという単純な感情ではない。このくらいのお年頃の男子にとって、理不尽な大人は敵だ。言ってることとやってることが違うとたちまち信用をなくす。案の定、その副顧問は部員たちの信頼は全くなく、「よくその競技を知らないくせに」という空気感もあって、部員たちにとってはただの暴君以外の何物でもなかった。人間が力任せに怒鳴っている姿を見ても、恐怖しか感じられないし、信頼関係が崩壊しているところでその手を連打しても効果がないことは明白だ。
「今の子達は1を言ったら1以下のことしかしないんですよ。意識や努力が足りないのです。ほんとメンタルが弱い。」
私は、そりゃそうだろよ、つつがなく部活の時間を終わらせるためにはビクビク顔色を伺いながら言われた通りするのが精一杯、余計なことをしないのが一番だとこの子達は考えているから。このくらいの年齢の子に、機転を利かせて、大人に媚を売って、大人の求める期待以上の働きをするなんて無理無理。あなたのよくわからない暴言に萎縮して、「副顧問に怒られないことが目的」になっている部員たちにそれ以上を求めるなら、あなたのそのやり方は間違っているんだと言いたかったが、最近はすぐにモンペ扱いされ、言いたいことも言えないこんな世の中なので、ほんの少しだけポイズンを吐いてみた。
「まぁ、そうですね〜、怒られるのが嫌で一生懸命先生に怒られないようにするからじゃないんですか?」
これが精一杯だった。そのあと副顧問は私の言葉にあまり反応せず、何事もなかったように練習に戻っていったが、その後の練習は親から見ても理不尽でない指導内容だった。親の目があることを自覚して自粛をしたのかもしれない。
教師も相当ストレスの溜まる職業だとわかっている。が、しかし、副顧問が部員たちに向かって放った「なんでてめえらみたいなのを指導するために休日のこんなに朝早くからオレが学校来なきゃいけないんだよ!」という言質もとっている。そう言っておいて、自分は部活に来なかったり途中で怒って帰ったりしっかり有給を取っているのに、部員たちには「部活を絶対休むな」と言っているそうだ。
理不尽な大人はどこにでも必ずいるものなのは確かにそうですが昔よりだいぶ減ったと思いませんかそしてこれからもっと減っていくような気がしませんか?何事も経験だって思うかも...
日本の美しい大人代表に対して何を言うんだ?
先生がみにきてるときだけ真面目に練習してたなうちの部活 そのせいでクソ弱かったけど
「先生に怒られないことが目的になっている部活」を書いた元増田です。ちなみに私は母親です。やっぱり怒鳴っている男の人は怖いです。 部活否定論者ではないです。息子が言うには...