2016-07-05

死ぬの怖がりすぎ問題

テロは痛ましいし許しがたい行為だ。

無差別であったり、むしろ日本人が標的になっていることを考えれば恐ろしくもある。

被害にあった人とその家族や周辺の人たちの気持ちを考えれば悲しみや憤り、かと言って何もできない虚無感なども痛いほどに伝わってくる。

ハイレベル共感人間だけに許された高度な能力だ。

それはわかる。

でもどうしてそれで今年のハワイ旅行を中止するというのだ嫁よ。

バングラディシュでのテロは明確に外国人が標的にされている。それならばそうしたテロの中心国に近づかなければいい。

アメリカでの銃乱射事件は主に大学など明確なターゲットを持って行われている。だったら無差別テロが起こる可能性は低い。

それにハイジャック危険だって911以降アメリカ空港におけるセキュリティは胸糞悪いくらいに厳しくなっているのだから、車で出かけるよりよっぽど安全だ。

中東と地続きのアジアヨーロッパ諸国に行くわけでもないし、海から気軽に密航できるような近隣国に行くわけでもない。

大量の武器を持ち込むのにはとてもリスクの高い南国の孤島に行こうと言っているのだ。

大剣幕で「こどもたちに何かあったら責任が取れるの?」と怒鳴っているが、それは国内においても同じことではないか

しろ責任が取れることがあるなら言ってみろというのだ。

それにそもそも海外旅行自体が少なからリスクの上に成り立っているものではないか

それでもそれ以上の感動や経験が待っているからこそお金を払ってでも行くのではないか

嫁が言うにはママ友達の中にもこの夏の旅行を中止する人が多くいるらしい。

それにはまったく呆れて言葉も出なかった。

誰が何と言おうと人はいつか必ず死ぬのだ。

いつか必ず訪れる死を怖がりすぎるあまり今を生きることを諦めてしまってどうするというのだ。

これもテロ効果なのだろうか。

嫁の不満そうな態度も相まって、今年は耐え難き退屈な夏になりそうだ。

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