次々良き日のサンデーらしい新連載を打ち出してる。
絵が可愛いし漫画も上手く神経もそれなりに繊細(繊細にしすぎて重くしてないと言う意味の「それなり」)でありながら嫌な味はしない。
良質のラブコメといえる。
作者は女性だと思う。
『初恋ゾンビ』は思春期男子の初恋の妄想を見ることが出来てしまう男子高校生の物語。
具体的に言うと、同じ学校の男子達の周囲にその初恋相手の女の子のビジョンがフワフワ漂ってる。
漂わせてない男子は既に初恋が成就したか破れて振り切ったか恋したことがない男子。
まあ読者サービスもあるわけでしょうけど。
特に主人公の親友の一人がクラスメート女子相手に初恋を抱いてるんですけど
その女子と毎日顔を合わせながら脳内ですごいエロい格好に変換してフラフラ漂わせてるわけです。
けど告白とかはしないししようと頑張ってる感じもない。
これは違うだろうと。
作者が女性だから「男なんてどうせみんなエロいよね」って勘違いしてるんですよ。
なんとも思ってない巨乳のクラスメートを視姦したり脳内妄想に使ってる男子ならよくいますよ。
でも好きな相手をそんなエグいエロ妄想に使う男子なんかいません。
毎日考えるほど好きな相手がいて、でも告白しようと言う素振りすらなく、延々エロ妄想に使ってるとか男から見てもちょっと不気味すぎる奴です。それを観察する主人公は真剣に「こいつ異常者なのでは…」と疑う所です。
主人公自身自分の子供の頃からの初恋の相手(の妄想ビジョン)を思い出補正で巨乳にしてるんですけど
そういう相手の理想化で巨乳にするとか、いないとはいわなくても多くはないですよ。
初恋の相手をどういう理想化するかというと「身体をエロくする」じゃなくて「顔を可愛くする」です。
まあいいんですけど。
ただ男性と女性はこんなとこにも相互理解のギャップがあるんだなと思いました。
それも含めて面白いですけど。
ほんとに好きな子にはなかなかエロくなれないあれなんなんだろうね