2016-01-09

何故作家感想が嫌になるかを教える

単に人それぞれ感想が欲しい人もいれば、感想が要らない人もいるという問題では無い。

ここ15年でかなり深刻になっている事が有る。

特に最近pixiv同人作家に声をかけてという仕事が多いおかげで増えた。

最初の頃は作家ファンレター感想を喜ぶ。

いつもの同人乗りでツイッターメッセージを返したりするんだが、ファンと密に接するとファンがどうなるか。

3割程度のファンが【感想評論批評】と作品の内容まで口出しして来るようになっていく。

担当していた作家の1人がそれでストーキングに遭い、会社で話し合った結果作家ファンレターへの個別返信はせずに印刷年賀状を送るに留める対策をしたことも。

インターネットで手軽に作家と連絡が取れるようになってしまった結果、このような事が増えてしまった。

もちろん作家との距離を測れる人間もいるのだが、半分ほどの人間は親密になったからと気安くなってしまう。

作家趣味趣向によほど合っていればプライベートでの作品問題無いのかも知れない。

しかし、そんな事はほとんど無く熱心なファンほど批評に転じてしまう。

特に女性作家はそのような目に遭いやすく、精神的に追いつめられ活動をしなくなってしまう人もいる。

マイナス発言をする人間はかなり声が大きく勢力的だ。

それと一般の作家でもよく有ることだが、

ファンが100人いて99人は好意を持っていてその内の1人が好意感想を言うとする、その発言威力は0.5程度。

しか100人の内、批判をする人間が1人で威力2程度の発言をする。

200人になると好意感想は1、批判感想は4。

これがどんどん差を付けて広がって行く、好意感想は声が小さい、批判感想は声が大きい。

これが原因で一作目で消える若い作家も多い。

プロ作家になるとこの発言に耳を塞ぐだけで事は済まない。

物理的な攻撃に発展する事もしばしばある。

そして批評意見も聞く事で作品の方向を変える事もあるが、大量の悪意にさらされつつその行為をするのは苦痛を伴う。

出版だけでなく他の物事もだが、人と人との繋がりが広がるほどに悪意も好意も広がってしまう。

会社側がブロック通報ファンレター検閲したところで悪意はどんどん届く。

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