たぶんよくある話なんでしょうけど、気持ちの整理のためここに書きます。
入社前はプロダクトの開発を行うと聞いていましたが、実際は全案件フルスクラッチ開発。
お客さんはプロダクトがあるという前提条件に立っているため、実態は納期の短い受託開発です。
開発体制は1案件(1000万~2000万ほど)1人のプログラマーで、ドキュメントもテストもほとんどありません。
ひどい案件ではそのシステムが何をしているか分からない、サーバの台数も分からない、CVSも使用されずサーバごとにコードの差分があるものさえ。
みんな自分の案件で手一杯で、隣の人が何をしているのかも知りません。
技術側で仕事量の調整はできず、トップダウンで案件が個人あてに振ってきます。
社内の雰囲気は刑務所のようで、退職した社員の言葉を借りるなら北朝鮮みたいな会社だそうです。
エンジニアは社内で育てればいいという社長の方針で未経験の子を採用しますが、2年以内に4人中4人が退職、そのうち2人は精神科行きです。
経験1,2年のプログラマに要件定義から開発までプロジェクトのすべてを任せてつぶしてしまうパターンです。
エンジニアは入社しても平均すると2年程度で辞めていきます、退職の発表は当日です。
なぜか事前に社員に知らせることがタブーのようになっています。
そんなわけで社内には大量の技術的負債まみれのプロジェクトが蔓延して、保守運用が開発と技術研究の時間を食いつぶしています。
ツケはエンジニア個人に集中して退職、技術的な蓄積が溜まらない、トラブルが減らない、人が辞めるの悪循環です。
上長にこのままでは売り上げ3億程度から伸ばせない、複数人でプロジェクトを行うようにして個人の過負荷を減らし人を定着させるべきだと相談しましたが、
自分は今ある案件を裁くので手いっぱいで何の権限もないと言われました。
その上長も一時期精神科にかかるほど心身を壊して、現在も社で一番多くの業務をこなしているので何も言えませんでした。
社長にも同じ内容を相談しましたが、組織の問題としては受け取ってもらえず個人の問題として切り捨てら取り合ってもらえませんでした。
数年前からこんな光景が続いて、まったく前に進んでいないんです。
どうやったら前に進めるんだろう。
そんな会社は辞めたほうが良いでしょう。 個人の力が及ばないことは往々にしてあります。 人生は短い。先に進みましょう。