2012-06-18

父親に対して色々諦めた

色々とどうしようもなくなってきたので、ここで吐露する。

ただ、憚られることもあるので。

去年くらいかきょうだい調子が悪くなって、何回か病院救急車で運ばれたりして

それでも原因がわからず帰ってきてはまた体調を崩して、という日々が続いた。

もともと身体が強いほうではなかったので家族も多少気にはしていたけど、重くとることはなかった。

そんなことで、ある日も強い腹痛で病院に行くことになって、いつもとは違う病院に行ったのも

幸いしてか、入院することになった。検査をするために。

ただ、それでも原因がわからなくていよいよ退院となったときに、ふと看護師さんが

黄疸が出てる。」

と言ったらしい。

黄疸が出るには特定の原因があるということなので、再度精密検査をしたら、

案の定、末期がんだった。

年末ということもあって、何も決められぬまま、他と検討する時間も状況を飲み込む時間もとれないまま、

原因もこの先もわからないまま即入院検査医療方向性とか色々決まった。

もともと身体が強いほうではなく、小さいときから入院したり

成人してからも通院とか検査とかしてたのに、まさかの結果。


がんは検査の仕方が違うらしい。







正直みんな、楽観的だったと今は思う。

末期と言われてから随分経った。

から想像できないくらいの姿になってしまった。

もう緩和療法だからただただみているしかない。

日中の静かな重たい病室で、衣擦れと空気清浄機と遠くで都会の音とかがしている中で、

一緒にじいっと何かを待っている。

気づいたら、母親日差しの逆光の中でずいぶん小さくなっていた。


そんな状況で一人どうしようもないのがいる。


たぶん、人格とか環境のせいとかいレベルじゃないような気がする。

今更そういうのに気づいてしまって、ただ無力感しかない。

客観性のない偏狭自己愛を押し付けてくる不協和の塊は、この状況でただ腐臭を放っていて、

それに対してどうしようもない嫌悪から觀念になって無関心に向かおうとしている。

”行ってあげている”病室を「地獄」と形容して、楽しそうにあれはもうもたないとか

しゃべっている口がうるさいと存在を陵辱して、毎日酒を飲んでいると思えば

友人と飲みに行き酒なんか飲んでいる場合じゃないと吐き捨て、家を

汚いと言って毎日掃除機をうるさく回して、机の上の急須の茶が腐った。

自分が一番頑張ってて苦しいと色んな人の前で恥ずかしげもなく言い、

母親親族に対して文句と暴言を吐いては自分を誰も理解しようとはしないだの

周りがどうだのと調子を上げては、一定不快な高音を出して「泣く練習」を聞こえるようにしてしている。

平気で嘘の理由をでっち上げて、何故かと問いかければ話をそらして怒鳴りちらす。

自分が気に食わないから、で全てを敵視している。

何かを言っても、いつから偉くなったとかその口はなんだとか、十数年前から変わらない表面的な

感情論しか言わない。

ミスを全てわからいからで片付けて、自分の好きなものや酒を喰らい、余ったり自分の嫌いなもの

食えと冷めた飯を出して、拒否すると言う事を聞かないと嘆いて人の聞こえるか聞こえないところで

罵声をひたこぼす。

極めつけだなと思ったのが、何かを買ってこいとメールが来たのでそれの詳細を聞いたら

どこをどう解読したのか、自分が否定されたと発狂して、お前とは縁を切ると言い放った。

未だに理由も言っていないし撤回もないし、その場では「冗談だ」と抜かしていたが

哀しいかなそのような言葉をそうかと言って忘れられるほどの度量はない。

残念ながら、今に始まったことじゃない。

ただ、正直、今はそこじゃないんだ。わざとやってると言ってくれたらもう赦してもいいかもしれない。

でも、見ててもう何も思わなくなってきた。

そうしないと日常に支障をきたしてしまう。

この数ヶ月、久々に同じ空間時間を過ごすことがあったのだけど、その期間、

自分は人に対して苛立ちと無感情になって、分別がおかしくなってた。

こないだ、聞こえないように聞こえさせた暴言を聞いた。

なんか、もういいやと思ってしまった。

いつか気が狂うと思ってたら季節は半分過ぎてしまった。

まだどこかできょうだいは治ると信じているけど、会うたびに

色々できなくなっていくのを見ていると諦めてしまいそうになる。

1つだけ言えるのは、あれを地獄とは言えない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん