はてなキーワード: 自己目的化とは
男だが,高校のときに拒食症に陥った。体脂肪率が5%以内でないと自分が許せなかったな。その後一転して過食に陥って,2ヶ月で20kgも肥満した。その節は家族や友人に多大な迷惑や心配をかけた。今は心からすまなかったと思う。
患者の自己申告が常に正しいわけじゃない。美容というのは表層的な理由にすぎない。俺の場合もデブは醜いから痩せたいという意識はあったし,周囲にもそう言っていたが,それが全てではない。宗教的修行やアスリートについても言えることだろうが,欲望をコントロールするって独特の快感があるんだよ。食欲みたいな生存の核になってる欲望を自分で制御しているという実感があるとたまらなく気持ちいい。カフカの『断食芸人』に描かれてるとおり。とっかかりは美容にあったとしても,いったんそのサイクルが始まると食欲の統制が自己目的化する。でも生物である以上,統制には限界がある。体脂肪率の低下が続くと飢餓状態になって食べ物に手が伸びる。寝起きとか,意識が朦朧としているときに貪るように食べてしまう。その後に自分のしでかしたことに気づいて罪悪感に駆られ,それをなかったことにするために吐き出そうとする。これが癖になると,「たとえ食べたとしても吐けばいいんだ」みたいな考えに陥って,吐くために食べるようになる。こうした異常摂食を繰り返してるうちに,脳のどこかが傷ついて,正常な食欲が失われてしまう。
「痩せすぎは美しくない」とか「吐くのはもったいない」とかいった「正論」は,この際捨ててもらいたい。娘さんもそのことは熟知しているからだ。言われたから止められるようなものじゃない。治療には専門家の手助けが必要だ。娘さんが自分で好きなものを好きなときに食べる/食べないことができる環境をまず破壊しないとならない。入院措置も含めて対応している精神科医がいるので,まずはそちらに連絡を。娘さんは抵抗するだろうが(俺ともう一人の例から見て,拒食の人は拒食しない周囲の人間を軽蔑している可能性がある),強制的になってもやむをえない。
ぶっちゃけあまり腐業界に詳しくないので、ツッコミどころ多いと思う。
B2+同性愛嫌悪(「キモイ同性愛」妄想してる私達腐ってる!やめられない禁断の蜜!)
→「腐女子とは叩かれるもの」「一般人は腐をキモイと思うのが当然」「不快にさせないようこちらが気遣うのがマナー」→内面化完成
→外部からの「腐女子」というレッテルに対する「連帯責任」意識
やおい・BLを嗜好するという共通点しかなく内部はバラバラだが、外から見れば同じ。
助け合うことができず、責任のなすり付け合い(あのジャンルは厨ばっかり、今はあの界隈が目立ってていい迷惑、みたいなやつ)や「お前ら、分かってんだろーな」という牽制が強まる
(おそらく非腐である女オタクが腐女子を嫌っている?のは同じような流れか)
→更に深く潜る層と、オープンな層に分かれていく?
ニコ動のアニメ系動画に、本編の1シーンを加工して男性キャラの「頬を染めた」ものがあった。
そこに「キモいサムネイル見せんな!検索にかからないようにするか無難なサムネイルにするくらいの配慮をしろ!」という批判(というか…もう少し乱暴な感じだったが)を多数見かけたことがある。
内容は特別萌え動画でもないネタ動画だったようだけど、BLでもないものにそこまでの反応をするっていうのは「男性に向けられる欲望そのものが気持ち悪い」のかと思ったんだが、よくわからない。
あるテレビ番組で、スーパーの店長だった人が一念発起して、ひきこもりがちな人にデート相手を派遣して外に引き出すボランティアを始めたというドキュメンタリーをやっていました。番組で、ボランティアの人とひきこもりの人が一緒に集まって話していて、話の内容自体はどうってことない雑談なんです。
ただ、その場の雰囲気が、どうも精神的に不健康というか、異常というか、なんとなく薄気味悪いものを感じた。こりゃ健康じゃないぜ、と思ったんですよ。
その元店長さん自身、引き出すことはいいことだと信じきっている様子で、怖い。ひきこもる人には様々な理由があるんだろうけれど、僕は外に出たくない人はひきこもらせてやったっていいじゃないかと思うし、本当におかしくなっちゃったら、それは専門の医者の領分でしょう。素人さんの価値観で引き出すのが正義だと、そんな簡単なことなんだろうか。
僕みたいな物書きは一日中ひきこもってますよ。精神状態はどうかって言われたら、自分でも何となくおかしいような気がする。でも、そのギリギリのところを歩く職業だと思って僕はやっているわけですからね。
役者さんとか女子アナウンサーとか、人目につくところに出る仕事の人がいる一方で、藍染め、友禅染めの熟達した職人さんのように、目立たないところで一日中口もきかずに同じことを繰り返している人もいる。僕に言わせれば、そういう人が職業としては一番まっとうで、すごいと思う。立派な職業人、専門家というのはそういうものです。
人間を外に引き出したほうがいい、社交的なほうがいい、こういう考え方は、メディアの発達とともに力を持ってくるんでしょう。インターネット、携帯電話と、コミュニケーション手段が発達していくのが最近の世の趨勢で、これに逆行することはできないんですが、コミュニケーション自体が自己目的化したらそれはちょっと病気です。
そういえば、これもテレビでやってたんですが、自殺願望の人ばかりインターネットを使って五千人くらい集めたグループがあるそうです。勧進元の若い男の子が出てきて話をしていたんだけど、やっぱりいいことをしてると思ってるわけです。自殺したがっている人どうしが相互に励ましあったりして何とすばらしいのかと、これまた何の疑いもなく信じ込んでいる。
僕はこれを「引き出し」症候群と呼んでるんだけど、ひきこもりの人にデート相手を紹介してまで外に引き出そうと思うこと、自殺願望の人を五千人集めようと思うことの異常さに気づいてほしい。客観的に見て、あんたのほうがちょっと病気じゃないかと言いたくなるんです。
何だかひとりぼっちでいることが軽視される風潮があるんじゃないか。友達がたくさんいないと駄目なような雰囲気があるんじゃないか。
これもテレビで観たんですが、「ランチメイト」症候群っていうのがあるそうですね。学生さんやOLが、弁当を一人で食うのが嫌だっていうんで、前の日の夜から電話で約束するらしい。「明日わたしと一緒にお昼ごはんを食べてよ」なんて具合にね。
僕らの子供時代なんて、親から「食べるときは黙って食べろ」と言われたもんです。
僕は一人で新聞を読んだり雑誌を読んだりしながら弁当を食べるのが普通だと思ってたんだけど、いつの間にか「それは異常だ、友達のいない奴だと思われる」という価値観になってしまっている。誰も自分自身でものを考えることができなくなっちゃったんじゃないか、こりゃあ大変なことだぜ、と思ったんですね。
ただ、よくよく考えてみれば、戦争中はリベラルなことを言うと「けしからん」と村八分にされたし、戦後も市民運動なんて馬鹿なことをずっとやっていますから、日本という国は元来あんまり自分でものを考えない国柄なのかもしれません。環境ホルモンが危険だとか、原子力発電所反対だとか大声でやってるでしょ。連中は数を頼みにして感覚だけを根拠にいろいろ言う。僕は市民運動が嫌いです。彼らは自分で作りだした恐怖感に酔って、気分でものを言っているだけだからです。
選挙のときもそうだけど、みんな民主主義を勘違いして、数が多ければそれが真実だと思いこんでいるから、自分の頭で考えることもせずに、員数集めばかりしている。
他人の目を気にして弁当仲間を集めるOLも、ひきこもりを外に出そうとする人たちも、根っこは一緒なんですね。誰かが「カラスは白い」っていえば、感染症のように「白い」「白い」って言い出す。雰囲気がすべてで、それしかない。開かれているようで、実は思考が閉鎖しているんです。
未来のある人には冷静な自己反省というか、自己相対化というか、内省する時間を持ってほしい。ひきこもるくらいでちょうどいいんです。
何が強いって、最後はひとりが一番強いんですよ。僕はいつもひとりで考え、ひとりでものを書いてきました。まあ、僕も戦争中は軍国少年だったから、お前だって同じじゃないかと言われるとちょっと恥ずかしいんですけどね。
俺は合コンという制度が嫌いだ。
なぜ嫌いかといえば、非モテ論壇で言われるような「恋人を作ることを自己目的化している」という理由ではない。
単に合コンという場では俺が求めるような女性と出会えないからだ。
したがって、オタク系やニコニコ動画など非リア充的な趣味を共有できるような異性にめぐり合うことは期待できない。
女は「かわいい」「美人」に代表される容姿至上主義で、男は基本的に顔と経済力が求められる。
しかし、俺は共働きを前提として仕事の苦労を分かち合えるような女性に出会いたい。
なんかすごい行き違いがあるんだよね。
Apeman氏らのほうは、HALTAN氏の立ち位置をまったく読み違えているから、中立を装っているとか神の目とかいう言葉まで出てくる。あまりにもな言いようじゃないか。
HALTAN氏はもともとそういう左側の運動に熱心だった人なはずで、だけど途中で見限ってしまったらしい。そういう人らしいことは、全体を通読してみれば分かる。だから、シンパシーを感じるのは今でも基本は左側なはずだ。だからこそ、左側に余計に厳しくて、左側には変な連中がたくさんいるといつも書いている。ましてや右側はかすかすだし。これは、中立性を保とうとしているのではない。
そういう人が、Apeman氏らのような議論をみて「お勉強されているのはよく分かりました」が現実はどうなんだ、ただの誇大妄想でしょ飛躍があるんじゃないのという世間知頼りの床屋政談になるのは当たり前だ。
他方、HALTAN氏が完全に間違えたのはこういう見当だったはずだ。
http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080526/p2
id:Apeman氏はこの程度のこと(そんなに簡単にサヨクが説くような階級闘争史観の通りに世間は動かせねえよ!)(当の弱者や貧乏人も「俺だけはクレクレ弱者じゃない」と思いたいから、税制の逆進性の緩和や累進課税の強化などには必ずしも賛成しない)(「今は違う!」と言うかもしれないが、風向きはまた反対側に簡単に変わり得る)は分かっている人だと思っていたのだけれどなあ・・・。
実際、Apeman氏のブログを仔細に読めば、こういう見当付けはできないはずだ。彼の文章は、天皇の権力に対する嫌悪を前提にしていないと読めないものが多い。つまり、従来の日本の左翼の枠から一歩もでてない。したがって、金持ちから分どりゃいいとかも平気で書ける。ご高説が過ぎて現実性が完全に欠如する部分がでてくる。とはいえ「お勉強がお好きですね」というところで、こういう文章群もあっていいし、読んでるほうも勉強になる。そういうもんだと思って読めば済む。(むしろ、現実を変えるためにもっとがんばれと言いたいくらいなんだが)
だから、Apeman氏らからすれば「俺の文章をちゃんと読め」とか「頭を使え」とかそういう反論にならざるをえないのだが、しかしHALTAN氏はそもそもそういうところから出発してものを言っているのではないので「接点がない」とぼやくしかない。当たり前だ。
個人的にはHALTAN氏に共感するけどね。
日本の左翼が諸外国と比べて独特なのは、ただ反権力なのではなくて、天皇の権力に対する憎悪(とそれに伴う誇大妄想)があるからだ。だから必ずしも人民を守るためというわけではなくて、反「天皇の権力」が自己目的化している部分が大いにある(国旗・国歌問題なんかはそうだ)。たぶん、HALTAN氏が見限ったのは、こういうところなんじゃないか。にもかかわらず、屁理屈つけて憎悪感情を糊塗してもっともらしく見せるから。言い過ぎかもしれないけれど、でもHALTAN氏が感じているのはそういうことだと思うよ。で、ご高説が的を得るときもあれば、外すときもある。誇大妄想が根本にあるからね。それだけの話でしょ。HALTANさんは、手を引いて床屋政談やっとくほうがいい。絡む場所と人を間違えた。
「出会い」そのものを目的とした、いわゆる「合コン」にいそいそと出かけるような奴らは、
(男女ともに)卑しい心根の持ち主だ。ようするに彼氏彼女がどうしても欲しい、その延長線上
には「やりたい」という欲望しかない、さかりのついたイヌみたいな下衆ども。
だいたい「出会い」なんて、なんらかの活動があった上で副次的に生じるものではないか。
例えば囲碁でも将棋でも、バイクとかアウトドアとか、はたまた職場や学校で、共通の興味を
持つ集団のなかに男女が居て、そこで「出会い」が生まれる。そうした段階をとっぱらって、
「出会い」そのものを自己目的化した「合コン」なんて、たしかに合理的かもしれないけど、
あまりにも欲望に忠実すぎる。恥ってもんを知れよ。
「合コン」に関しては、そんなことをずーっと思ってて、嫌悪感しか感じてなかった。のだが、
その人が言うには、
「みんな、寂しいのだ。表面上はどうあれ、誰かと出会いたいという飢餓感があるのだ。」
なるほど。しかし、何かのサークルに入るとか、そういう段階を経た方が楽しさも増すのでは?
「誰もがみな、趣味を持てるわけではないし、その中で相手を見つけられるワケでもない。
あなたは、自分が出会いに恵まれていたから、そういう人たちの気持ちが分からないのだ。」
そういうものなのか。確かに翻って考えてみると、私じしんは海系の趣味と山系の趣味、バイク系
の趣味もあったので、「アクティブじゃない人」というのが想像できなかった。その自分を規準と
して、「合コンに参加するような犬畜生はダメ人間」などと考えていたのだ。
切実な寂しさを体験したことのない人間が、切実な寂しさから合コンに参加するような人を断罪する。
なんという無知さ、無礼さなんだろう。たいへん恥ずかしい。
というわけで後学のためにも合コンに参加したいのだが、私もう結婚してるしなあ。
「大丈夫、既婚者同士の割り切った合コンもあるから!」
えー!そんな。さっき言ってた寂しさとかそういうのはどうなるの?
「既婚者も寂しいんだよ!」
ううむ。寂しければなにもかも許されるのか…。やっぱ合コンは恐そうだ。