ここでいうネット界隈の流行とは、たとえばニコニコで流行している動画などを指す。以下、ニコニコの話で考える。
で、僕はこのネット界隈の流行にうまく乗っかることが出来ない。
その理由は明快にしてただ一つ。
なにかが爆発的に流行していると見るや、すぐに元ネタ探しをし始め、なぜそれが受けているのか、なぜ流行するのが今なのかなどといったことを考えるのに奔走してしまうからだ。
うまく踊っている人はそんなことなぞ考えず、楽しいから楽しむ、といったスタンスで踊っているように思える。
リズムが中毒的だから、なんかシュールだから、それだけで十分なのだ。
そして、ただ楽しいから踊っているだけなので、今までの経緯をまとめるなんていう非常にめんどくさいことは誰もやろうとしない。
そんなもんだから、僕がネタ元や流行した経緯なんかを調べていても、誰もまとめていないので困難を極める。
さらにいえば、僕はニコニコで流行している動画を見ても「なんでこんなのが流行するの?」的な感想であることが多く、それほど能動的に調べようとも思わないのがそれに拍車を掛ける。
そんな中、「インスパイアされて踊ってみた」的な、オリジナルに比肩するクオリティの動画が増え、そちらにも注目が集まり、情報を集めようとしても、その二次作品の情報ばかりが引っかかり、動画へリンクを張るサイトも増え検索精度はますます落ちることになる。
それでもようやく僕がなぜ流行したのかなんかを突き止めた頃には、その流行はもはや廃れてしまっている。というわけ。
抽象的な話は面白くないので、最近僕が味わったものを例として引こう。
「ウッーウッーウマウマ」なる動画が流行していると2月1日くらいに聞いた。
見てみたが、なにやら二次元キャラが電波ソング?に合わせて踊っている。
ここで考えるのは、この曲は何か、この絵のキャラは誰か、そもそも何の目的で作られたか。
wikipediaにも2月8日にウッーウッーウマウマという記述が登場している。
実はこれらは、2月2日付けで元ネタを解き明かした日記に依拠しているようだ。
ここで、能動的で調べない僕にツケが回ったことになる。
ともあれ、これを機に、情報が出回ったようだ。2月10日にはアキバblogでも言及されている。
そして、僕が全てを理解したのは巡回中に見つけたこの日記だった。2月11日のことである。
初めから踊っていたのと比べ、10日間の違いが出ていた。
幸いにもこの流行はまだ継続中(しかも何度目かのブレイクらしい?)だった。
だけどもネタ元を知ってしまうと、だから何?としらけてしまうのも事実で、
僕は「リディアの巨乳揺れすぎ」という感想しか抱かないのであった。
精神衛生上、良くないから。 http://anond.hatelabo.jp/20080220205231
まさにオタク文化のスイーツ化だ。 趣味そのものではなく「みんなと場を共有する」ことそのものが自己目的化した世界。
確かに。 流行に乗ってコンテンツを消費するだけのオタクをこれから、スイーツ(笑)オタクと呼ぶ事にしよう。個人的に。