はてなキーワード: 国際競争力とは
新曲ランキング1位はおろか、10位もままならない状況になってしまった。
理由は色々あろう。
・視聴者が飽きたのでランキングに上がらない
・作り手がボーカロイドに飽きた
・作曲の敷居が高くなり、作り手が減った
どれもそれなりに大きい理由のように思うが、今でも新曲は存在する。だが以前のように「これは凄い」と即座に思える曲がほとんどない。要因として、腕の立つp(プロデューサー)のモチベーションが軒並み下がっているようにも思える。
一通り持ち歌も作りきったのでネタ切れ、という理由があるかもしれないが、一連のドワンゴ・JASRAC騒動で萎縮してしまったのではないだろうか。彼らのモチベーションは間違いなく聞いてもらって喜んでもらうこと。自分の時間を削ってまで頑張っていたはずだ。なのに、なにげにやったJASRAC登録でそこまで叩くか、というほど叩きまくられてしまった。
喜んでもらうことがモチベーションの源泉なのに、思いもかけぬところから嫌われ叩かれる可能性を目にした。叩かれたpはもちろんだが、叩かれず横目でみていたp達もどう思ったのだろう。どうも思わなかったかもしれないが、心の奥底から沸きあがる熱いモチベーションを冷やすには十分の騒動だった。
おそらく叩いていたのは一部の人間だと思う。しかし一部の声が集まりやすいネットでは、叩く人間が100人中10人もいれば萎縮させるには十分すぎるほどの声となる。
「どうせ金儲けだろ!」
「金に目がくらみやがって」
そういって彼らは叩きまくった。
彼らが忌み嫌うJASRACや既得権益を打破する力に、いずれ成り得たかもしれない新参勢力を潰したともいえる。
日本にはこういった人間が必ず一定数いる。他の国にもいるだろうが、割合が多いのかもしれない。目に見えないところで稼いでる巨大勢力には全く気付かず、目に見えるところの小さな成功者を叩く。「出る杭は叩く」は何も政治や芸能界だけの話ではない。我々若い世代にもあてはまることだとネットを見ていてつくづく思う。
調和を乱すような人間(組織でもいいが)、自分たちより稼ぎが良くなりそうな人間は妬み、叩く。
社会規律を守る、現行システムを維持したい人間からすれば極めて便利な集団だろう。
今の社会政治も同じ構図だ。格差是正の大合唱のもとに、国際競争力のない土建や農業に自助努力を求めず、保護と助成を与える。その助成は回り回ってグローバルで競争力のある工業界の足を引っ張ることになる(EPAの締結遅れなどその最たるものだ)。
正直、老齢化の進む日本人だけでこの国が目に見えて良くなるとは思えない。
移民こそが力のアメリカはもとより、東欧を併合し移民で勢いを付けるEUなどとも勝負になるはずもなく、このままずるずると政治を遠巻きにバカにしつづけてジリ貧になっていくのかもしれない。
将来、日本人は異質の塊のような移民を受け入れられるのだろうか。
答えは極めて難しいと言わざるを得ないのではないか。
移民を受入始めた途端、いまの叩きまくっているニート集団が「仕事が奪われた!金儲け企業を潰せ!」とドイツで騒ぎ立てる右翼連中のようになるのが目に見えるようだ。また頭のいい人間にのせられ、組織化され利用されるのがオチかもしれない。
これはなんという和製ナチスもどきか。
話がミクから右翼まで多岐にわたったが、以上。
http://anond.hatelabo.jp/20080102012553
新卒を雇って、何でも言う事を聞く下っ端として「育てる」のが好きなんだよ。
新卒を大量採用して沢山辞めてしまう会社でも、やっぱり翌年には新卒を採用しようとするでしょ。
でも、それが悪いとは限らない。
雇用が安定して、結果的に日本企業が国際競争力を増すかもしれないから。
あっ、そういえば日本の一人当たりGDPは、つい最近OECD加盟国中18位に転落したそうだよ。
丁度いま、段階の世代が定年を迎えつつある時期だね。
つまり日本式の年功序列制度が世代をまたいで2サイクル目に突入できるかどうかの瀬戸際だったんだ。
それなのに、日本経済が世界に比べて負けつつあるということはだね、
やっぱり日本の雇用慣行は世界で通用しないのかもしれない、、、
http://anond.hatelabo.jp/20080101214113
多くの人はそもそも大企業に入れない事が多いのだから。
でも何より、学生のうちに会社を飛び出しても大丈夫な準備をしておくのが一番だ。
つまり、自分のビジネスの為の準備だ。
資格、資金、人脈、いろいろ可能性は見えるよね。
ベンチャーという名前に振り回されないようにしたほうがいい。
大事なのは、どんな人がトップにいるかだ。
人間的に魅力のある人、精一杯働く人、他人を大切にする人、いろいろな意味で賢い人、
お金の奪い合いで負けない人、そういう人(※)がいるなら
それは若者への攻撃
保身にひたすら走る老人たち
不況になれば新卒を減らし、
それは老人たちが自分たちだけがよければいいと思っているから。
そして、「冒険することが死ぬほど怖い」
軟弱軟弱軟弱、どこまでも軟弱。
不確定な新規事業なんかに投資はしない。
すでに持っているもので十分満足だし、
親族以外の未来の社会がどうなろうと知ったことではないからだ。
自己評価が低いからそんなものに自分には責任がとれないし、できることもないと思っている。
現状への安住が衰退への道であることを知らない。
知っていても自分が死んだ後のことはどうでもいいと思っている。
どこまで無責任なんだ。
どこまで先見性がないのか。
死んだ後の財産は無駄に親族に相続され、その多くは税金として巻き上げられる。
資産が有効に使われることがない。
未来のために使われることがない。
貯蓄が回る先は、当面の景気を維持するためだけの公共建築や、
自分の金でもないものをうまく運用できるはずがない。
焦げ付いたり、赤字になったり回収不可能になってもみんなで責任をとるのなら、
自分が痛くないなら、誰もそんなことは気にしない。
その運用には意思がない。
将来の収益のために現在の不要な貯蓄を捨てるべきだ。
そうしている国が経済的にリーダーシップをとることができるし、
そうしない国は落ちぶれていくだけだ。
過去に向かって生きている人たちに権力や資金がある国に未来はない。
老人よ、金があるなら俺たちの未来のために吐き出してくれ。
もっとも国際競争力を高めることのできる、
一番世の中のためになると思える事業に投資してやってくれ。
日本の電機メーカの収益はテレビが叩き出す利益によって大きく左右される。だからテレビが前面に出て当然。
元のサイトの主張は下記のように置き換えてみたらどうか。
1. 今回の東京モータショウで日本の自動車メーカ各社はこぞって車を前面に出していたことに驚き。21世紀になっても日本の「ハイテク企業」が軒並み高度成長期の三種の神器の一つを主力商品にしている。
2. 1月に開かれたラスベガスのハイテク展示会では車なんか完全に無視されサービスやコンテンツが脚光をあびた。日本の展示会の光景とは余りにも落差がある。
3. 背景には日本の自動車メーカーの「ものつくり」発想から脱却できない現実がある。新社長が就任する度に「ものつくり力強化」を唱える。これはもう一種の信仰だ。
4. 車なんかはもう買い替え需要しかない。おまけにアジア企業との激しい価格競争がある。日本企業は韓国に完全に負けている分野だ。
5. 欧米のハイテク企業はどんどん製造は外部に委託している。アップル然り、シスコシステム然り。
6. 同じものを如何によく作るかではなく、どんな製品・サービスを創造するかで競い合わないと、日本の自動車産業の国際競争力回復は難しい。
あー、国家間の国際競争力のことじゃなくて、一次産品の海外依存を気にしてるわけね。
石油とか小麦がなかったらそもそも経済立ち行かないだろ、という。
話それるけど説明してみよう。もし一次産品が無いとこの国立ち行かないぞ、と一次産業メインの国全部が思ったとする。そうすると、石油も小麦もぎりぎりまで値上げして「これ無いとオマエラ生きていけないんだろホーラホーラ」っていう行動に出るだろうね。でもそうはならない。
そうならない理由は、増田のいう商品市場があるから。価格を吊り上げようとする国がいれば、抜け駆けして低い価格でたくさん売ろうとする国も出てくる。実際には産業カルテルとかいろいろあるけど、たとえば石油なら中東だけじゃなくロシアでも中国でもカナダでもとれる。そもそも中東自体一枚岩じゃない。結果としてそれぞれの商品は今ぐらいの価格に均衡してるわけ。
だから、一次産業が無いから二次産業も三次産業も不安定でヤバイっす、という心配は現実的じゃないし、信用収縮どうこう言うときの「信用」というのはこれとは全く関係ない。
っとこれで元の話題にもどってこれた、かな?
http://anond.hatelabo.jp/20070827004623
実際、少子化でフリーター層が担ってるような下流職はなかなか人が集まらなくなり人件費を上げざるを得なくなるという状況が徐々に現れてきていて、それに対して経団連なんかは、国際競争力を維持するために不安定雇用・低賃金を維持したまま外国人労働者を大量に受け入れることを強く主張してたと思う。
都市部のファーストフード店なんか、時給を上げざるを得ない状態が続いているらしいですね。ファーストフードの店員で、昼間勤務で時給1,100円とからしいですね。田舎では考えられん……。
上流職の高いマージンが下流職の低いマージンによって云々、というのは、高卒の私ではよく分からないのですが、だったらフリーターを30歳や40歳まで続けざるを得ない人たちが、社員として登用されるのか、と言うと、そうではないということなのでしょうか。
あと、都市部と地方での格差は、これはもうどう考えても埋められるものではないと思うんですよね。
あんまり難しいことは分かんないけど、景気回復でこれから社会に出て行く若い層は正社員就職が主流になり、就職氷河期世代とリストラにあった中高年だけが取り残されておしまい、で果たして済むんだろうか。
経済のグローバル化で、"職"自体の格差が大きくなっていて、高いマージンを得られる上流職と低いマージンしか得られない下流職に二極化していて、その内実を見ると、上流職の高いマージンが下流職の低いマージンによって成り立ってるみたいな構造だと個人的には認識してるんだけど。
実際、少子化でフリーター層が担ってるような下流職はなかなか人が集まらなくなり人件費を上げざるを得なくなるという状況が徐々に現れてきていて、それに対して経団連なんかは、国際競争力を維持するために不安定雇用・低賃金を維持したまま外国人労働者を大量に受け入れることを強く主張してたと思う。
アメリカや中南米など格差の激しい国は慢性的な治安の悪さという問題を抱えてるわけで、日本もこの流れで行くと確実に治安は悪化していくと思う。
負け組の貧しさは自己責任と勝ち組は主張するけど、勝ち組も自分や家族の身の安全を守るのは自己責任、となったらいっぱしの(?)格差社会って気がする。
2007年7月9日号の日経ビジネスに掲載されていたWall Street Journalの『トヨタ、米工場新設に急ブレーキ』っていう記事に、自動車工場で奴隷のように働かれているオマエらには信じられない事が書かれているぞ。オマエら、目ん玉よく見開いて読めよ。
アメリカに次々と工場を建てる現経営陣に、奥田碩前会長と豊田章一郎名誉会長が苦言を呈してブレーキをかけたんだとさ。
理由はな、「政治的な配慮さえなければ、今は日本で生産し、米国に輸出したほうがずっと利益が出る」んだってよ。
日本の人件費は異常に高い高いと刷り込まれたオマエらには信じられないだろうから、もう1度書くぞ。「政治的な配慮さえなければ、今は日本で生産し、米国に輸出したほうがずっと利益が出る」
日本で生産して輸出したほうが儲かるのは、円安が大きい要因であることは確かだが、これから書くこと読めば円安だけが理由じゃないってことが分かるぞ。
トヨタは、アメリカ各地に工場を建設して現地に雇用を創出して政治的な支持を獲得してきた(「政治的な配慮さえなければ」ってのはこういう意味だ)わけだが、そのトヨタがアメリカの労働者をどんな扱いしているか知っているか?
いいかオマエら、ショック死しないように覚悟して読めよ。
「トヨタは北米工場の従業員に全米自動車労組(UAW)の水準に見合う賃金を払ってきた。ジョージタウン工場では平均給与は時給26ドル。UAWに加盟するGMやフォード・モーターの従業員より多少安いが、年に2度のボーナスが差を十二分に補う。」
オマエら、時給26ドルだってよ。日本円に換算すれば時給3250円だ。時給3250円だぞ。オマエらの時給の何倍だ?1日8時間働けばアメリカ人は26000円もらってんだぞ。しかも年に2回のボーナス付きだ。
そんなトヨタもアメリカで人件費削減だってよ。人件費削減して、時給いくらになると思う?
「現行の米国工場の従業員の時給を落とすつもりはないと言う。だが新規に採用される従業員の給料は、地域の製造業の平均賃金を50%以上上回ることはなくなる。新制度に従うと、地域の製造業の賃金が14ドルのデュペロでは、トヨタの従業員の時給は20ドルを超えない程度になる。」
人件費削減して時給20ドルだってよ。時給2500円だ。
これで、オマエらがどんだけ奴隷として働かされているか分かっただろ。
利益1兆円儲けておいて、国際競争力のためとか言って、オマエらを奴隷のように働かしてるんだよ。
奥田と仲良しの小泉と自民党に投票した、もしくは選挙にすら行かなかったオマエら馬鹿の自業自得だよな。民主党をブーメランとか笑ってるオマエらが一番酷いブーメラン喰らってるんだよ。
ちまたで話題になっている「残業代ゼロ法」こと「ホワイトカラー・エグゼンプション」について。
大昔、労働における生産量というものは労働時間にほぼ比例していた。例えば畑を耕すのでも工場で物を組み立てるのでも、個々人に差はあれどそれは微差の範囲内で、基本的に長い時間働いた人ほど労働量が多いことになる。このような労働体系下においては、対価としての賃金は労働時間によって支払われるのが妥当と言える。
だが、情報化が進んだ現代では「時間=賃金」という等式は既に崩れている。例えば私の所属するエンジニア業界でも、同じ時間働いても個々人のスキルによって生産量が数倍から数十倍も違ってくる。1時間に3の生産量を上げられるAさんと、1時間に1の生産量しか上げられないBさんがいて給料が同じだとして、「時間=賃金」という対価の与え方では、同じ金額を稼ぐのにAさんはBさんの3倍の量の仕事をこなさなければならない。このような不平等をなくすために登場したのが「成果主義」であり、「ホワイトカラー・エグゼンプション」なわけだ。
「ホワイトカラー・エグゼンプション」は残業代ゼロ法などと揶揄されて暗黒面ばかりが話題に上がっているが、そもそもの目的は労働法に記載されている「1日8時間、週40時間」という枠を取っ払おうというものだ。この法律が施行されることで、労働者は会社に9時から5時までいなければいけないという縛りから除外(エグゼンプション)され、各人が自分にあった労働方法をとることが出来る。
例えば、幼い子供を持つ親御さんたちは、決まった時間に会社にいなくてもよいので、打ち合わせの時だけ会社に出向き、後の仕事は持ち帰って家でお守りをしながらやる、といったことが出来るようになる。仕事が物凄く出来る人は、一日2時間働いたらさっと切り上げ、残りの22時間をプライベートに回すことが出来るようになる。持ち帰りの作業が一週間分ほどたまったら、ノートパソコンとともにのんびりと旅に出て、旅行の合間に仕事をするということが出来るようになる。安倍総理が「この法律を施行することで出生率が上がる」といってネチズンの失笑を買っていたが、彼の意見はあながち間違っていないのだ。
だが、こんなのは単なる原理原則論、理想論であって、実際の運用上でもちろんこんなパラダイスのようなことが起きるわけはない。
昨今の情報漏洩ブームのおかげで在宅勤務なんかは夢のまた夢。仕事が物凄く出来る人は出来ない人の5倍10倍の量を押し付けられ週日会社に縛り付けられ、旅行なんかは行く暇すらない。労働者はますます困窮する。
「ホワイトカラー・エグゼンプション」の根底にあるのは、働いた時間など関係ない、生産量で人を評価しよう、というものだ。これ自体は間違ったものではないけれど、日本の企業風土では幾ら生産量を上げても決まった時間会社にいなければならないという暗黙の了解が既に出来上がっている。うちの会社はフレックスタイム制で、仕事が終われば3時半に帰ってもいいのだけれど、まずそんな人はいない。定時まで仕事をして、残業をしてやっと帰れるというのが社員の「当たり前」になっている。私なんかは仕事が暇な時は毎日定時に帰れるけれども、あちこちの島で火の手が上がっている職場でそんなことが許されるわけはなく、会社に居残って資格の勉強をしたり趣味のツールを作ったりしている。馬鹿馬鹿しい話だが、幾ら生産量を上げても早く帰れば「あいつは駄目だ」と思われるのが日本の企業風土であって、これだけはどうしようもない。実際私も「俺の会社は毎日定時に帰れるぜ」とか聞いたら脳たりんの集まりなんだなと思ってしまうしね。まあその逆もまたしかりだけど。
こんな状況下でホワエグなんかを導入したらますます惨状になるのは目に見えている。現在の企業側の認識としては、「サービス残業はいけないことだが仕方がない」という辺りだろうが、この「いけないことだが」の部分が結構大きくて、ホワエグによってサービス残業が合法化されてしまえば日本の労働環境は地獄と化す。何せ過労死をしても会社側は何ら責任を取らなくてよくなるのだ。良心的な会社ならともかく、悪用しようと思えば幾らでも出来るこの法案、ストッパーが完全になくなってしまうこの法案は大変危険だと言わざるを得ない。「現在も残業代出てないし、別に構わんよ」と嘯いている人は、もっと危機感を持ったほうがよいと思う。
先輩の会社のお偉いさんなのであまり遡上にあげたくないのだけれど、経団連の御手洗氏がよく言う「国際競争力の向上」というのは、つまり「安い賃金で多くの労働を」という以上の何者でもなく、こんなバイアグラのような方法で経済を伸ばそうと言う発想は極めて幼稚で短絡的である。日本の労働環境の向上なくして、経済力の向上などあり得ないのだ。音楽でも何でもそうだが、「人間的である」というものは普遍的で強い。法律も一緒で、非人間的な法律、そこに人間性や国民性が反映されていない法律は凶器と化す。今回の国会では廃案になりそうだが、来年以降も経団連と自民党の動きから目を離してはいけないと思った。