はてなキーワード: ジョナサン・ジョースターとは
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他の人も言ってるけど、ジョジョの中でラスボスをはっきり倒した(殺した)のは承太郎だけ。
なぜそうなってしまうなのか。
まずジョジョは、ドラゴンボールやワンピースのような主人公が強敵を倒したら、また新しい強敵が現れて…を繰り返す話ではなくて、主人公が強敵を倒したらそこで物語は終了。または次は新しい主人公の話に…というシステムの漫画。
だから主人公である各部のジョジョとラスボスは物語の中で必然的に対になる存在になっていく。
ディオは三部のラスボスだけど、ディオにとってのジョジョ(主人公)はジョナサン・ジョースターだから。
だから承太郎は、ジョジョの中ではトップ人気のキャラクターだけど、主人公としてすごく存在が曖昧なんだな。
主人公としての自分を確立するために、承太郎はディオを殺さなければならなかった。地球の外に吹っ飛ばすとか、永遠に死にたどりつかないとか、そんな曖昧な方法ではダメだった。
でも、ディオを殺したところで、ディオにとってのジョジョがジョナサンであることに変わりはないし、ていうか確かに承太郎はディオを倒したけど、その肉体は曽祖父ジョナサンの身体だったとかいうまたしても曖昧な状態………
というわけで、承太郎はいつまでも主人公としての自分を確立できず、ジョジョになりきれず、4.5.6部までラスボスを求め彷徨い続ける亡霊になってしまったのだ………
だから、本当に6部のラスト、そしてスティールボールランは良かったよね。