彼は数年前に「自分の絵で食べていくんだ!」と意気込んで、サラリーマン生活を捨て、好きだったイラストに全てを賭けて独立した。
もともと真面目で、地道に絵を描き続けていたけど、子供もできて家計も大変だったはず。
そんな彼が人生をかけて打ち込んできたイラストの世界が、いままさに生成AIという波に呑まれつつある。
AIの台頭によって、彼の仕事が厳しい状況に追い込まれているのを、間近で見てきた。
最初は「AI(笑)」ぐらいの態度だったんだけど、いつの間にかその態度は影を潜め、最近はAIの話題に触れること自体が地雷になってしまった。
以前、何気なくAIイラストのことを話題に出したら、彼は怒りで顔を真っ赤にして、ほぼ半狂乱になって「あんなのは絵じゃない!」と叫んで、暴れ出したとがある。
先日、彼の家を久しぶりに訪ねた。
部屋の隅には空の缶(発泡酒)が山積みになり、生活の苦労がそのまま形になっている感じだった。
彼の奥さんも目が合うと気まずそうに微笑みを返してくれるけど、その表情には、少し疲れたものが滲んでいた。
お互いに黙りがちな空気が重苦しくて、どうも居心地が悪い。
彼は家族を養うために頑張ってきた。でも、好きなイラストの仕事が徐々に少なくなっていることに対する不安と、将来に対する焦りが入り混じっているんだろう。
彼にとって、生成AIはただの技術革新以上の脅威で、イラスト業界の敗者として取り残されていく感覚が耐え難いものなのだろう。
何かできることがあればと思うけど、こんな状況で何かを口にすることも難しく、ただ見守るしかない自分の無力さを痛感してしまう。
あまりにもテンプレすぎて面白みが無い。3点
うーん、他人の不幸で飯が美味い(パクパク おかわりはありますか?
増田のご友人が、一時期(最大で10年くらいか)でもイラストで食べていけたのも、技術の革新によるものだったのだから恨み言を言っても仕方ない ネット・SNSの発達によって組織のな...
ペンタブ・イラレ・フォトショをはじめとしたツールの充実がなければ絵具等で絵を描いて納品することも個人ベースでは困難だったはず そんなもん無い時代から同人上がりで商業も...
そんなもん無い時代から同人上がりで商業もやってるイラストレーターなんかいくらでもいたんだが… そういうプロは、AIに恨み言言ったりしないだろ
プロとは言い難い「基本同人屋だが商業の仕事もお小遣い程度にやってる」って層も昔からいるし その層だとAIに文句つけるの普通にいそう
元増田に戻ると、サラリーマン辞めて専業絵師になったとある そこまでデスパレートな人はどうしたらいいんだ?