すごいなApple
自分が知る限り中華製品はもとよりほかのメーカーでこんな製品は見たことがない
Apple純正のこの充電器、最大出力は35Wと、ノートPCの充電もこなす45Wや60W対応の充電器よりもパワーは控えめで、スマホもしくはタブレット向けの製品という位置づけになりますが、最大の特徴と言えるのが、前述のようにケーブル抜き差し時も充電がリセットされないことです。
実際にどのような挙動になるのか、チェッカーを接続して確認してみました。両方のポートで充電を行っている状態で、片方のポートを抜き差しすると、ほかの充電器であれば通電がいったんリセットされ、チェッカー自体も画面がいったん消えて再起動するのですが、本製品はそのようなことはなく、充電中であることを示すデバイス画面上のアイコンも表示されたままになります。これは「抜く」場合も「挿す」場合も同様で、また2ポートいずれも同じ動作をします。
今回は両ポートに接続するケーブルの間にテスターを挟み、ケーブル抜き差し時の電力の変化を測定してみました
念のためもう片方を抜いてみましたがやはり影響は皆無です
リセットされないため電力の調整は不可能かというとそうではなく、新しいデバイスを接続すると電圧を維持したまま電流を下げ、新しいデバイスとのバランスを調整しつつ徐々に元の電流に近づいていきます。かなりインテリジェントな調整が行われているようです。
すごいなApple