トランスジェンダーの権利の拡大は、言論や行動に対する国家や制度的な規制の拡大と密接に関係している。 このことは、今日のトランスジェンダー活動家と、一時代前のゲイの権利運動との大きな違いを浮き彫りにしている。
ゲイの権利運動が、人々が法律に制約されずに自分の性生活を決定できるよう、国家からさらなる自由を要求するものだったのに対し、トランスジェンダーの運動はその逆を要求している。つまり、アイデンティティ・グループ以外の人々の行動を規制するための介入という形で、国家からの承認と保護を要求しているのだ。
かつて進歩的であることは、国家や制度的権威からより大きな自由を要求することであったが、今日、「進歩的」であることは、女性の表現の自由に対する制限を要求することである。
https://www.civitas.org.uk/content/files/2454-A-The-Corrosive-Impact-of-TI-ppi-110-WEB.pdf
著者ジョアンナ・ウィリアムズはシヴィタスの自由・民主主義・被害者プロジェクト・ディレクター。以前はケント大学で教鞭をとり、高等教育研究センターのディレクターを務めた。