今日はなんだか気分が沈んでいる。たまたまクローゼットを整理していたら、奥の方から昔の卒業アルバムが出てきたんだ。こんなことを思い出したくないのに、目に入った途端に過去の記憶がフラッシュバックしてきた。
中学や高校の頃、あまり友達がいなかった自分。誰とも特別に親密になることもなく、クラスの中で目立つ存在でもなかった。それどころか、いじめにあっていた時期もあった。卒業写真を見ても、自分が写っているのは基本的に一人だ。他の人たちは楽しそうな顔をしているのに、自分だけが浮いている感じがする。
同級生たちが寄せ書きを書いているページもあるけれど、自分のところにはほんの数行しか書かれていない。「頑張ってね」とか「元気でね」とか、誰にでも言えるありきたりな言葉。特別な思い出や共有した時間なんて、ほとんどなかったんだなと感じる。
それに比べて、SNSで今の同級生たちの投稿を見ると、みんなそれなりに成功しているように見える。結婚して家庭を持っている人、雑誌に取り上げられるようなオシャレなカフェを経営している人、子供と楽しそうに遊んでいる人。そんな投稿を見るたびに、自分の無力さが浮き彫りになる。
自分はその頃と何も変わらない。今も特定の友達がいないし、仕事も上手くいっているとは言えない。毎日が単調で、何のために生きているのか分からなくなることがある。
卒業アルバムを見て笑える日が来るのかは分からない。でも今は、それを見るたびに心が痛む。どうしてこんな風になってしまったのか、もっと違った人生が待っていたのかもしれないと考えてしまう。
もう少し頑張れば、何かが変わるのかもしれない。でもその「もう少し」がどれだけ続けばいいのか、全く見当もつかない。