2024-04-02

家に帰ったらハーゲンダッツが死んで(溶けて)いた

今日ちょっと気合のいる日だったんだ。

先月転勤した人の申し次ぎが雑すぎたことが判明したのが昨日。

それをどうにかするために夜中まで頑張ってから、近所のスーパー晩飯と一緒にハーゲンダッツを買ったけど、時間が遅すぎたので食べずに寝た。

今朝、昨日食べなかった弁当を腹に突っ込んで、デザートハーゲンダッツを半分だけ食べた。

半分は、今日という日を乗り越えたら食べようって。

なんとか生き延びて家に帰ったらさ、テーブルの上でハーゲンダッツが死んでいたよ。

蓋を開けたら、半分だけ残っていた中身はすっかりドロドロになっていて、勿体ないから舐めようとしたけど病気になりたくないから捨てることにした。

冷凍庫に入れたつもりで、ずっとテーブルの上に置いてたんだな。

カップのフタを閉じてビニール袋に封印しながら、何が起きたのかを推理していた。

今朝の俺は疲れてたんだな。

それでも頑張って仕事に行って、やり遂げて帰ってきた。

自分罵倒する言葉は全く浮かんでこない。

ただ、激励の言葉けがぽつぽつと湧き上がってくる。

「勿体ないから食べてたらお腹を壊してたよ。ちゃんと捨てられて偉いね

アイス仕舞い忘れるぐらいの状態だったのに、職場についたらバリバリだったね」

そうだよ俺は頑張ったんだよ。

許してくれハーゲンダッツ

半分しか食べてないけど美味しかったよ。

心の中で呟いた言葉に、山彦は帰ってこなかった。

今、俺はこれを書きながらスーパーで買ってきた3割引きのパン冷蔵庫しまっている。

今はもうどん食材も腐らせたくない。

たとえ味が少し落ちてもいいから、長持ちして欲しい。

書いていて気付いたが、だいぶ臆病になっているようだ。

やっぱり少しだけ、ショックを受けているらしい。

ハーゲンダッツは美味しかたからな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん