2023-11-07

100文字なら書けるのに1000文字は書けないのは何故か

簡単です。

序論、本論、結論といった文章構成粒度が一段階に収まらいからです。

書く文章が100文字であれば文章構成が二段構造になることはまずありません。

それどころか単に言い切ったり、列挙しただけで終わることも多いでしょう。

多少の折返しはあっても起承転転転結ぐらいがせいぜいで、これにしたって文章構造が二重化されてはいません。

ですが文章が長くなると段々とそれが入れ子構造になってきます

序論の中において序論と本論と結論があり、そこから今度は本論の序論が始まるわけです。

長い文章を描き慣れていない人は、序論の結論しかないものをまるで結論結論であるかのように書いてしまったりします。

そこからまた別の序論が始まってしまっては読む側はすっかり迷子になってしまう。

なにせ語っている側がすでに迷子になっているのですから、今自分たちが何の話をしているのかなんてさっぱり分からなくなってしまうのです。

それを防ぐためのコツはいくつかあり、「目次をつける」「集合ごとに段落を分ける」「結論から述べるPREP型を使う」などがあります

これらの小手先技術を使っていけば、よっぽど文章が下手でもなんとか読める形になるものです。

ですが、今まで100文字文章は書くものだと慣れきってしまっている人達そもそもそういうった技術がなぜ必要なのかを理解できません。

文章構造が単純な一段構造でないから、自分迷子にならないために自分地図や目印を用意する必要がある事自体無自覚なのです。

から平然と粒度がグチャグチャのままでロジックを書き散らし、何度も何度も自己満足結論を繰り返しては、結局なぜその結論に至るのかが相手に伝わらない文章を書くわけです。

そして、「何度も結論を書いているはずなのに理解されない。きっと相手頭が悪いのだ」と勝手に不機嫌になっていく。

全く困ったものですね。

学校の作文が原稿用紙2枚を要求しがちなのも、それぐらいの文章量にすることで初めて浮かび上がる文章構成力の問題について適切な指導をするためなのでしょうね。

それを文字数稼ぎで乗り切ってしまった人達は、長い文章を書く際に自分に生じる悪癖に無自覚なまま学習機会を逸し、結果として100文字以上の文章は書けない人間になってしまったのかと思われます

哀れ。

  • 卒論でこれが出てきたら留年させるな~

    • 増田に書き散らされるゴミが卒論と比較されるとか文系の底辺って本当にヤバイんだな……せいぜいが2回生のレポートだろ……

      • そもそも大学生がこんなの書いちゃ駄目だろ何2回生に妥協してんだ

    • 学部による 理系ならそもそも受取拒否だけど文系なら行けるところも多い

  • 序論の結論、言語化がまるでできないパワー系増田って感じで良いな

  • つまり読み手が本当に必要なのは行頭2行と末尾1行なんだよね。

記事への反応(ブックマークコメント)

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