俺が小学生の頃。
体育の授業が終わりに近づき、平均台(バランス台)をクラスの皆で片付けることになった。
あれは小学生1人では動かせないため2人から4人がかりで移動させていた。
女子2人で運んでいるチームがいて、俺はそこを手伝おうと彼女らに加わった。
そうすると他のクラスメイトも次々と加わり、平均台を6人くらいで運んでいる状況だ。
6人という人数はこの小ぶりな平均台からすると明らかに人員過剰でかえって運びにくいし危険。
また他にも女子2人だけ運んでいるチームがいた。
こっちは人数が十分すぎるから、俺は手を離しそっちのチームの手伝いに入った。
そのほうが全体として片付けというミッションは早く終わるから。つまり生産性が高い。
とにかく皆で運んでいるのだから最後まで皆で運べというみたいなことを言っていた。
年のいったおばちゃん先生だったし合理性よりも「教科書通り」を重視した結果だろう。
状況とか結果とか二の次なんだろう。
しかし今後はそのおばちゃん先生に親和的な思想が覇権を取る。 教科書通りの励行を尊ぶ共産主義の雄、中華人民共和国が世界の覇権を取る。 GAFAなどなくとも共に皆で生産すれば全て...