キラキラしてるわけでもなく、いい体なわけでもなく、喋りも男らしいわけではないがほげちらかしてるわけでもなく、普通にいたらゲイだともわからないがオープンにしてるので思われようがなんだろうが気にせず生きている。
たまに二丁目にも飲みに行くけど、別に二丁目じゃなくともそれなりにいるゲイの友達と宅飲みしたり近所でも飲んだりしている。
ストレートの友人たちは家庭をもったりシングルでも生活感の違いからいつからか疎遠気味ではある。
仕事は好きで頑張っていたおかげもあり一人で生きていくには困らず多少は余裕のあるお給料をもらっていて、趣味という趣味はないが、辛いことがあるわけではない日々が続いている。
そろそろ親も歳なので老後もしかしたら介護のことを考えたりして大変なこともあるかもしれないが、兄弟との関係も良好なのでどうにかなるだろうとおもっている。
よく歩いてはいるが、お酒をよく飲むし、ジム通いをしたりしてるいわけではないので自分の健康も気遣っていかなきゃなあなんて考えたりもしている。
贅沢な話でしかないのだが、このまま何となく生きて老いて死んでいくのかな、できれば大病は患いたくないけどガン家系だしな、なんて思っていたところに恋人ができた。
考えなくてよかったことを考えなくてはいけないのは醍醐味ではあるし、一人の方が楽ともおもうけれど、久しぶりにこんな気持ちになり凪だった感情の起伏の振れ幅が多くなった。
さみしいなんてほぼ思うことない暮らしだったのに、会いたいな、さみしいな、なんておもったりして何年経っても恋愛の仕方って変わらないんだな、なんてことを考えている。
結婚できるわけでもなく、どちらかというと貞操観念は緩い人たちが多いのも事実なので、長く続くのかもわからないけれど、大事にしたいなとおもう。
増田がその人と末長く幸せでいられるように祈ってるぜ