2022-12-12

生理

腹の皮膚の下でうじが蠢き出す感覚

腸にボロ布でも詰められたように内臓が押しやられる苦しさ

地獄のような会社から飛び出し、帰りの電車を待つ静かなホームでそういうものに気がついて、やっと合点がいく。

この瞬間の妙な安堵感と気持ちの安らぎを、どう言葉にしていいかからない

 これから少し先に待っている痛みや苦しみを想像して憂鬱になりながら、よろめく足で買い出しへ向かう

血まみれのまま店を徘徊するのがいかに惨めで苦しいかを思い出せたか

食料、水、カイロナプキン、予備の痛み止め

帰ったらおかずを作り置きして、ご飯はたくさん炊いて冷凍しよう。

お菓子コーナーで大袋チョコレートを掴んで、少し躊躇ってそっとカゴに入れた。

特別食べたいわけでもなかったけど、気が付いてしまったら必要な気がしてくる。

仕方ない、そういう体の仕組みなんだから

会社他人ミス必要以上に気になったり、自分ミスで泣きそうになったり、友達からの連絡が鬱陶しく感じたり、そういうのも全部仕方ない。

仕方がないって言ったって迷惑をかけてるのは事実で、生理前の言動含めて自分なんだから自分ダメなやつの言い訳にはならない

こんな人間は生きてても邪魔だ、消えていなくなりたい…

などとネガティブになるのも、たぶん仕方ない。

アルフォートも引っ掴んで、今度は躊躇わずに投げ入れた。

引きちぎれそうなビニール袋を両手に、早く閉経したいと思った。

  • 医者で加味逍遙散出してもらうのオススメ 私は量も腹痛も気分の落ち込みも減ったよ

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