逆の話。Translationを文学メインのものとして考えてる、ってこと。
原典であるかどうかは本来研究者の研究に対する振るまいの話であって、翻訳がどういう投影なのかを含めての領域に含めるべきでないし、ましてや翻訳文化とかではない。
そしてTranslationはTechnical translationもあるしAudiovisual translation(たとえば聴覚障碍への対応としてのCCの生成)なんかも含めたものであって、Literary translationの話は翻訳のごく一部でしかない。
そもそもLiterary translationでもRelay Translationの扱いはここ15年でかなり変わってきた。
特にTargetが複数言語であるとき、権利者のAgentはAuthorizedなTranslatedなBase Textを指定したりして、Relay Translationをむしろ広範囲に要求したりすることすらある。
なんでかっていうとむしろ各市場で品質を揃えるにはそっちの方がよかったりするし、最も重要なのは出版時期だったりすることもあるから。
そもそもTranslationの品質指標はIndirect Translationかどうかではないので。もちろん品質基準としてISO17100に準拠してればいいって話ではなくてね。
つまりはIndirectかどうかが翻訳出版にとって重要って従前の主張がTranslationを自分の分野とは独立したものとして捉えられない文学至上主義だって話。
このへん、文学研究と経済学研究とのあいだの感覚の違いだよねえ。 文学研究、というか人文系のあいだには 翻訳は原典ではない(「翻訳の研究」をするような場合を除く) 作品の...
単に仕事のスピードだけではなく経済学の専門的な知識を有しているかどうかも考慮した人選でしょ フランス語で書かれた専門書を翻訳する際に当該分野の専門知識を有する人間に英語...
フランス語で書かれた専門書を翻訳する際に当該分野の専門知識を有する人間に英語からの重訳をさせるよりも 当該分野は素人でもフランス語の翻訳家に原書を訳させる方が適切な...
ちなみにその主張は典型的な文学至上主義としてここしばらく(といっても10年以上)Translation Studiesではそれなりに問題視されていたりする。
無駄に山形氏の知名度があって出版業界が彼に依頼して市場独占してるって理解で合ってる?
逆の話。Translationを文学メインのものとして考えてる、ってこと。 原典であるかどうかは本来研究者の研究に対する振るまいの話であって、翻訳がどういう投影なのかを含めての領域に...
解説あり 確かにテクニカルライティングと言うように翻訳も分かれるわな
翻訳研究の方ではそうなってるのね。それは知らなかった。ただ、 特にTargetが複数言語であるとき、権利者のAgentはAuthorizedなTranslatedなBase Textを指定したりして、Relay Translationをむしろ...
やっぱ人文って経済学とくらべておままごとなんやなって
山形の重訳の問題点は指摘できないけど、とにかくワシのムラでは掟破りなんじゃ!だからムカついたんじゃ!とかいうしょうもない結論になってて呆れた
だいたいどうせ自分のお仲間がやる分には何重訳でも許容しちゃうの目に見えちゃってんだもんなあ
結局ムラの利権かよ…
そんなに人文学者が信用できないのか…。 決して、自分達の仲間に適用する基準と論敵に適用する基準を変えることはないよ。 知的産業に従事する者の、最低限の矜持というものがある...
例が出てきたら「でもこいつ人文学者じゃないし」でガードできるやつだ。
オープンレター笑 騒動ってまさにその例に当たるのでは。
完全にわかってやってる煽りで草生える
人文学者の皮をかぶった左翼活動家は信用できないよ 活動家でない人文学者も多数いることはわかっているが、声のでかい人文学者はたいてい活動家
その相場感や人文系の感覚というのは粗悪な翻訳が行われることに対する懸念に由来するものだろうが しかし人選を批判する北村も翻訳の内容に対する具体的な批判はできておらず、山...
その相場感や人文系の感覚というのは粗悪な翻訳が行われることに対する懸念に由来するものだろうが もちろんそれもあるけど、質じゃなくて規範の問題なんだよね。マトモな研究や...
つまり人文村の独自ルールを外の人間に押し付けてくるヤバイ人間ってコト!?
「重訳だけど正確な訳だし……」っていうのは、「査読されてないけど面白い論文だし……」って言われてるみたいな感じ。 「正確」と「面白い」を同質の評価とするのはヤバすぎで...
人文知は社会科学や自然科学に優越するから、結局今回の案件では出版社も素直に人文学の先生の苦言を受け止めて方針転換した方がよさそう。 Phってなんで哲学がついてるのか改めて...
「○○先生がー」とか権威主義者ってそういうの大好きだな
原則論がどこまで適用可能なのか考えもせずにいう間抜けってたまに見かけるよな
結局、21世紀の資本を文学として読むか技術書として読むかの違いなのだろうね。 文学として読むなら、原著にあたりながら細かなニュアンスまで可能な限り訳すべきとなるから、重訳...
そもそも、ピケティの本はフランス語版が「原書」なのかね。 経済学者なら、普通は英語版の方に力を入れて書くと思うんだよな。 仮に本人以外の英訳担当者がいたとしてもそれは英語...
ピケティ、まずはフランスの知識人だから、そりゃフランス語が原書でしょ。フランスの知識人は著書をフランス語で書くことが多いよ。思想とかそういう分野ではフランス語はまだ全...
今回のような学術書の場合はフランス語に堪能で且つ経済学に明るい人でないと、すごく問題がある訳になってしまう可能性がある。フランス語と日本語の対応しては完全に正しくても...
文系の翻訳に対する感覚の話、ブコメにちょっと反応してみる。 何が書いてあるか、誰が書いているか、の違いか|文学作品ならそら後者やろうけど、技術書や理論論文で後者重視し...
>文系が大事にしているのは「文章それ自体」であって、文章それ自体を忠実に原語から訳すことが重要である、というのが文系の考え方。 いや正にそれが文脈を読むということであり...
文章それ自体が重要なら、人間と区別のつかない精度のAIと人間が文を書いたとして、AIの側が人間と同等の評価をされないとおかしいけど、現実はそうなってないよね
いまでもタンパク質の構造解析とか計算機が弾き出したのを論文にしたりしてるからね 自然科学を言語で記述するとき、語られる物理世界の現象および法則のイデアは物理空間にあるの...
まあ著書が論文と同等に実績と評価される分野ではそうなんでしょうねとしか で、この論文が形式上査読なしであることに特段の問題はないですよね。だって研究結果が間違ってるわ...
「何をするにあたって」原典にあたるという当然の事を重要視するか、って話ではあるよね これメチャクチャ思いました。過去の査読云々の論争を思い出しちゃいましたよ( anond:2018100...
数学で公理を使用する場合、まず原典の論文を読むこと!
改訳を出せるわけでも誤訳の指摘ができるわけでもない人の 僕が私が考える理想の翻訳論に付き合ってあげるほど著者も訳者も出版社も読者も暇ではないという感想しかない
山形浩生は多くの重要な経済学系書籍の翻訳実績があるから、トータルで見ても山形浩生が適任だったということだろ。 文句付けてるのは経済学素人の奴ばかりで、経済学専門の人ほど...
この程度のことを知らないで首を突っ込んでいるのがいるんだろうかと思うが、ついたトラバをみるともしかするとそういうこともあるんだろうな。
わかる、オレも山形氏を初めて知ったのはクルーグマン教授の流動性の罠の翻訳だったからな。 あれが日本の停滞を見事に説明していて、それにいち早く目を付けて翻訳した山形氏の有...