2022-11-30

訳者あとがきで著者に失礼なことを言っている本

たとえば最近読んだ本ではこうだ。著者は女性法人学者(骨を専門とする科学者)で、本の内容は骨の世界について一般人に紹介するようなもの。この本で、作者は祖父レイプされて自殺した少年の骨に強いストレスを感じていた痕跡があったエピソードを紹介し、自身もまた9歳の時にレイプされたことを告白していた。

訳者あとがきでもこの事に触れていたんだが、著者はレイプ児童虐待に関する論文も多数発表している。やはりレイプ原体験になっているのか、いやはや、ちょっと執念を感じる……。って書き方なんだよね

古い本ならありうる話だが、この本の日本語翻訳版出たのは2022年の夏、しか訳者名前からしておそらく女性。英日翻訳をするくらいの教養者だから昨今の人権感覚とかはわかっているはず。それでもこんなこと書いてしまえるのか……となんか地味にショックだった

あと覚えてるのはダ・ヴィンチ・コードの作者の本。訳者あとがきで、ウンチクが多いとネガティブに書いてて心底驚いた。教養テーマにした作品でそれ言うんかい……と。

訳者あとがき自由すぎるだろ

  • 訳者があとがきで「この本の作者のことは何も知らない」「俺が訳した別の作者の話のほうが面白かった」って書いてる百年前の本は見たことあるわ

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