様々な分野のプロにインタビューして語らせる系のサイトを見てるが、どの助言が「正しい」「間違っている」という話じゃないな。
それを読む人間の目的が何であり、その目的に助言がフィットするかどうかと言ったほうが近い。
独創的な曲を作り出すミュージシャンになるのが目的だったら、自称サイエンティストの「再現性が重要!」なんて助言はフィットしないが、心理学の研究者を目指す人間に対してはその助言でもいい。
一次元的な「優秀」「無能」という基準で他者の助言を判断してるタイプもいるが、優秀な芸能人と優秀なプログラマーは全く成功要因が違う。
その2者を「どっちも優秀だから聞こう」とやれば、芸能人でもプログラマーでもなく、コーディング芸人みたいな第3の種類にフィットしてくる。
どのような目的に対してベクトルの長さを伸ばしたいかを考えたら、なるべく状況が似た成功者を真似したほうが良いのかもしれない。
もしお前が「低学歴だけど何らかの科学に関与して成功したい」と考えるならノイマンの助言の多くは役に立たない。ノイマンはエリートコースを歩んできて、時代も現代ではないからお前とは状況が違う。
といっても、お前の状況に似た人間などこの世には一人としていないのかもしれない。そうすると目的に適した助言よりも前に状況に適した目的のほうが重要になる。
貧民を学歴で差別し正当化する国に住んでいて、お前がその貧民なら、なぜ学歴を得ようとするのか。敵のフィールドでは、敵のほうが有利な状況にいるのだ。
追記消さない方が良かったのに