2020年にコロナ禍に入り、感染しないように様々な対策が取られた。
検温、手洗い、消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、三密の回避、などは個人の私生活でも実施可能で、業種を問わず多くのお店で今もなお実施され続けている対策である。
それはひとえにで売り上げを落とさないように、そして「あそこはコロナ感染者が出入りしている」のような風評被害が発生することをおそれてのものだ。
上記のような趣旨が前面に出すぎた結果、「コロナにかかってはいけない」「コロナにかかること(によって職場に欠員を生じさせること)はけしからん」といった考えばかりが強調され、転じて「コロナはダメだがただの風邪やインフルエンザならいい」というムードができつつある。
(私の周りでは)
実際はコロナでもそれ以外の原因でも、欠員が生じて現場が苦しむ構図はまったく同じである。
100%完璧に回避することはできないものの、「コロナでさえなければいい」みたいに安直に考えるのではなく、普通に体調不良にならないように努めてほしい。
コロナ禍以降、大量に退職者は出るわ、傷病によって欠員は出るわで、よく潰れないなというレベルにまでひっ迫した状態である。
最も憂うべきは、残された私たちが欠員者の分まで余分にはたらいているのに何ら報われることがないことだな…つらみが深い。