2022-04-01

anond:20220401134859

ワイも知らんわ。とある増田いわくこういう人らしいが

2012-11-08

 

雨宮処凛には会ったことがある。

からしたら、当時はやったなあプレカリアート、って感じです。

 

俺のいた大学でも、こんな感じの討論会があったのね。

それに参加したのだけど、だいたいの雰囲気はこんな感じ。

 

「経歴に穴があくとやっていけないこの世の中、こわいですね」

ブラックだとしても正社員なだけマシな厳しい世の中、こわいですね」

非正規雇用がこれだけ増えている世の中、こわいですね」

 

こんな感じの悩みとも言えない漠然とした社会問題を、雨宮に提議して、雨宮が回答する、という流れ。

 

 

これを聞いてて俺は思った。

なんだこれは。

この茶番は。

この会に参加している誰もが、当事者意識を持ってないじゃないか

非正規雇用こわいと言いながらも、この中の誰もが自分がそうなるだなんて思ってないじゃないか

 

から俺は最後に手を挙げて発言した。

今日テーマは、○大生は勝ち組か、でしたよね。

それに対する答えを求めて僕は参加したし、本当に恐怖心を持っている俺からしたら、今この大学に来ている君たちは

そんなことにならないよ、勝ち組だよ、と言ってほしくて参加しました。

なのに何これ?

檀上に出ている学生の誰もが、本で読んだ問題について質問してるだけじゃないですか。

自分がそうならないために、というような実践的な質問もなければ、具体的に身近な人のエピソードないじゃないですか

言っちゃ悪いけど、あなたたち甘くないですか?

本気で自分問題として考えてますか?

俺は博士課程に進学している学生から、こわいですよ。

社会に入れず死んでいくのこわいですよ。

雨宮さんも、言えばニートで遊んでるだけじゃないですか。

いまの地位考えたら、あなたは勝ち抜けてますよね?

勝ち抜けた人間が、勝ちきれない人間をだしにして遊んでるだけですよね?

下に稼げない人間がいる限り、あなた地位は安泰ですよ。

雨宮さんだって、本気でいま自分問題として考えてますか?」

 

 

学生涙目になった。

雨宮はこう答えた。

「私は物書きです。

書けなくなったら、いつ私も昔に戻るかと恐怖心はもっています

 

 

帰りに雨宮小説を買った。

先ほどの雨宮言葉に、重みはなくなった。

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