2022-01-12

DaVinci Resolveのような複雑なソフトはどうやって設計しているのか

少し前にDaVinci Resolveの説明書辞書ほどだ、というのが話題になった。

Blackmagicのサイトを見ていくと、他にも1000ページ超えのドキュメントが多数ある。

ワークフロー考慮して、カラリストエディターといった組織仕事ができるところまでソフトに落とし込んである

ユーザースクリプトを書けるようなAPIも用意されている。

しかもBlackmagicはハードも作っており、低レイヤーからレイヤーまでカバーしている。


どうやって設計しているのか。

主にスマホが出てきてからだと思うが、日本だとできるだけ簡単・単純に、という方向が主流になり、

複雑なシステムを構築するような、ソフト工学論だったり、組織論だったりはメジャーではなくなった。


動画編集ソフトUIに絡む所も多く、しかマウス周りの挙動重要になるので、

単純に既存ライブラリを持ってくるだけではできない。


ドキュメントに関しても、辞書ほどのドキュメントを書いたとしても誰も読まないので不要というのが、日本に住んでいれば普通感覚ではないだろうか。


プログラミング言語を何使っているかとか、流行りのライブラリが何かといったことばかりが日本では話題になるが、

DaVinci Resolveのような複雑で巨大な物を国内でも作れるのは大事ではなかろうか。

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