少し前にDaVinci Resolveの説明書が辞書ほどだ、というのが話題になった。
Blackmagicのサイトを見ていくと、他にも1000ページ超えのドキュメントが多数ある。
ワークフローも考慮して、カラリスト、エディターといった組織で仕事ができるところまでソフトに落とし込んである。
しかもBlackmagicはハードも作っており、低レイヤーから高レイヤーまでカバーしている。
どうやって設計しているのか。
主にスマホが出てきてからだと思うが、日本だとできるだけ簡単・単純に、という方向が主流になり、
複雑なシステムを構築するような、ソフト工学論だったり、組織論だったりはメジャーではなくなった。
動画編集ソフトはUIに絡む所も多く、しかもマウス周りの挙動が重要になるので、
ドキュメントに関しても、辞書ほどのドキュメントを書いたとしても誰も読まないので不要というのが、日本に住んでいれば普通の感覚ではないだろうか。