ワクチン接種証明アプリが旧姓対応していない件について、なんか論点のずれた擁護が拡散されてるみたいなので書く
https://togetter.com/li/1819901
擁護派としてはアジャイル開発のようなものを持ち出して「完璧でない状態でリリースして何が悪いのか」という主張を展開しているが、ここで我々が批判したいのはアプリが不完全な状態でリリースされていることではなくて、約束を守らない政府である。
選択的夫婦別姓制度の導入を頑なに拒み「旧姓の通称使用の拡大を進めていく」というよくわからないエクスキューズで常にお茶を濁し続けてきた政府が、ワクチン接種証明アプリというまさに政府公式のアプリにおいてちゃっかりと旧姓使用の弊害を導入してしまっている矛盾。
つまり我々がすべきことはアプリのバグ修正ではなく強制的夫婦同姓制度の解体であり、この件でアプリの不具合をエンジニアリングの観点から擁護してしまうことは、選択的夫婦別姓制度をめぐる政府の矛盾を追認することになってしまう。
そもそも姓名であれワクチン接種であれ個々人の選択に対して有利不利を作り出す政府という存在自体が間違いなんだよなあ