2021-12-08

ひさしぶりに飛行機に乗った。

飛行機に乗るときはいつもポッドキャスト聴くのが習慣なのだけど、この日はあいにくイヤホンを忘れてきてしまった。

斜め向かいに座っていた男性は、紙に印刷したパワポ資料必死書き込みをしていた。タイトルには「鹿児島県民に豊かな老後は無理」と書かれていた。公務員か、大学先生か、それとも金融商品販売員か。

その前の席に座っていた初老女性は、マルクス資本論解説書を読んでいた。この人は優先搭乗で乗ってきた人だったような気がする。優先搭乗の時刻から少し遅れて、一般搭乗のタイミングで横入りのような形で列に割り込んだので印象に残っている。

反対側の席には子供連れの30〜40代くらいの夫婦が乗っていた。夫の方は小説を読んでいた。なぜか栞がカードキャプターさくらだった。確か昔単行本のおまけに付いてきたミュシャっぽいやつ。

客室乗務員のうち一人は男性だった。おそらく40代か50代くらい。男性客室乗務員を見るのは初めてかも知れない。身のこなし喋り方表情すべてが上品だった。前職はレクサスかどっかで働いていたんじゃないかと思った。もしくは航空会社幹部候補現場を知るために研修で参加してるのかも知れない。

いろいろと考えてるうちに、あっという間に目的地に着いた。時にはイヤホンをせずに周りに目を向けるのも良い。

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