10月半ば、遠方に住む父が突然亡くなったと母から電話。父の遺産は相続しないと生前から決めていたため慌てて「相続放棄」で検索。突然の訃報に動揺していた。
法律の専門家が書いたと思われるサイトをいくつか見たが、これが良くなかった。最初から「裁判所 相続放棄」で調べるべきだった。
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_13/index.html
1. 被相続人の住民票除票又は戸籍附票 ←故人の最後の住所地を特定するため。最後の住所地を管轄する家庭裁判所が相続放棄申述を受け付ける。
2. 申述人(放棄する方)の戸籍謄本 ←自分と親の親子関係を証明するため
3. 被相続人の死亡の記載のある戸籍(除籍,改製原戸籍)謄本 ←自分と親の親子関係、親の死亡を証明するため
私は間違えて「被相続人の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍,改製原戸籍)謄本」を裁判所へ送ってしまったが、これは実子が相続放棄する場合には不要と言われ、代わりに戸籍附票が不足していた。確かに裁判所のサイトにはそう書いてあった。よく読めばよかった。初めてのことで動揺していた。
相続放棄は被相続人の死亡を知ってから3ヶ月以内に行わなければいけないが、とりあえず「相続放棄の申述書」と集められるだけの添付書類を先に裁判所へ送り、足りない書類があれば後から追加で提出しても良いそうだ。家庭裁判所からわざわざ電話で教えて頂いた。ありがとうございます。
相続放棄自体、人生で何度も起きるイベントではないだろうが、テンパって不要な書類まで郵送請求してしまったことに落ち込んだ。定額小為替や手数料がもったいなかった。
親の遺産を実子が相続放棄する場合、自分や親の戸籍謄本を郵送申請で取り寄せ、家庭裁判所へ郵送で書類を送っても、定額小為替、収入印紙、切手代など合わせて5千円程度で済みそうに思う。故人のきょうだい、甥姪が相続放棄する場合はもっと必要書類が増えるので、専門家に依頼したほうが早いかもしれない。
遺産は不要なのにこれほど書類を揃える必要があるのか? 面倒だな…と正直思ったが、これで負の遺産がチャラになるなら安いものかもしれない。