2021-09-17

レイシズムに限らず全ての差別構造根底には、無知がある。それは「自分所属しているグループ特別に素晴しいものだと主張」していることに他ならないから。

要するに知性がないかレイシズム実施する。科学を表層だけさらうと「分類」が出来るような気がするから、それに従って分類をしはじめる。本当の意味での知性があるとこの世界境界線なんてもの本質的にないことがわかるからレイシズム実施できなくなる。

この意味での境界線の主張は平和主義ではない。個々人を隔てる絶望的な境界線以外にこの世にそれはないという主張であるレイシストは知性が乏しいだけではない。要するにこの世界にたった一つの実存としてすっくりと立つ覚悟がないほどに幼稚なのだ自身はなにもせぬままで、誰かと何かを共にしている幻想に縋っている。

たった一人、裸で生まれて、そしてそれをスタート他者と生きていく覚悟のない幼稚で無知性な人間の言い換えがレイシストであるのだ。

君は国に属する人間ではない。君は君だ。君であることが最初にあり、その上部構造共同幻想として国家は浮かんでいるだけだ。そこに自身アイデンティティを一欠片でも依拠するのは弱者ですらなく、幼稚で知性に乏しい愚者だ。国家とは制度総体である以上、それは制度以上の意味を持たない。そこに意味を見出そうとするのは、たとえば恋心のような下らぬ幻想である

そうです。本日ベネディクトの命日。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん