最近聞いた"FIRE"なる言葉。若いうちから積立投資を行い、まとまった不労所得を得られる資産を形成しさっさと退職するムーブメント(意訳)らしい。だけど個人的にこの選択肢は無いなと思った。
理由は単純で、FIREを組み込んだ人生設計では20代〜30代を謳歌できない(個人的にはそう感じている)。20代〜30代は、4,50代のおっさんよりも体力があり、学生よりも金がある黄金期だ。そこで趣味や好きなことに十分な金を使えないのは、あまりにももったいない。
人生設計なんて人それぞれだからFIREを否定するつもりはないけど、私にとってFIREとは夢がないもんだなと、どうしても思ってしまう。
学生時代は金がないけど、時間と体力に恵まれる分幸せだ。しかし、社会人になって時間がなくなり、FIREのために節約も強いられることになると、私はどうしてもそこに幸せを見出すことができない。
FIREを検討or実行している人は、経済的自立を得たらどうするつもりなんだろう。倹約に務める20代、30代を過ごし、やっと40代50代になってまとまった不労所得を得られるようになったとき、一体何をするつもりなんだろう。目先の人生に目立った楽しいことを見いだせず、さっさと仕事から逃れたいだけなのだろうか。もしそうだとしたら、FIREとはかなしい言葉だな。