どうも最近の「小説家になろう」には俺の嫌いな追放系がはびこっている気がする。
→それは追い出されてもしょうがなくね?少なくともその時点では正当な評価だったでしょ。追い出してから急に強くなって「お前は俺の真の可能性を見抜かなかった。後悔しろ」とか言われても理不尽でしかない。当初足引っ張ってたのは事実でしょ。あらゆる可能性を想定して重宝しろっていうのはただの博打だ。
→それもしょうがなくね?だって見た目完全に役立たずじゃん。というかこいつは完全無能と比べて余分に害悪ですらあるでしょ。勝手に仲間の能力を底上げしてそのことを言わず、重大な誤解を及ぼしているんだぜ。仕事に置き換えてみ?必須の業務を勝手に毎朝終わらせそのことを隠している社員。怠けているようだからクビにしたらそいつが隠してた仕事が山ほど出てきてあら大変。もう訴訟もんでしょ。そんで新しい仲間には能力のこと明かすんでしょ。そりゃ受け入れられるわ。アホなの?
→論外。バカなだけじゃん。それはそいつらが超絶バカなだけ。そんでそのことに気付かない主人公もバカ。主人公と憎まれ役を超絶バカにしたらどんな物語だってできるんだよ。安易。これは追放系とは呼ばない。
じゃあどんな追放系ならいいのかって?今までのを裏返したらわかるでしょ。
主人公はパッと見微妙ながらもちゃんと活かしたら役立つ能力を持ってるんだよ。それをちゃんとアピールしてるんだけど元々が微妙すぎて理解してもらえず機会が与えられないんだ。そのせいで役に立てない人生を続け、ついには追放される。だけどちゃんとした理解者を得て正しく能力を活かし立ち上がっていくわけだ。