2021-07-07

anond:20210706181333

私は結婚して完全にセックスレスだったのに、ある日突然発症した。原因は不明だ。

ヘルペスはまじで痛い。洗う時とかギャーッて悲鳴出る。でも洗わないわけにはいかないし…。

口付近にできるのもつらいけど、肛門にできるのが一番つらい。地獄である

どんなに気を付けていても、体質によっては再発を繰り返す。体質、としか言いようがないらしい。

隔月ペースで再発してると、再発抑制療法に切り替えられる。毎日薬を飲まなきゃいけないんだけど、これがよく効く。

1か月2000円くらい。鼠径部や陰部がピリっとしたら朝晩飲む。これですっかり再発しなくなった。

1年やったら1年休薬しないといけないんだけど、ヘルペスのない生活が快適すぎるので、

自分調子がいい時に飲む回数を減らして貯めておき、休薬期間も「ピリッ」としたらすぐ飲むようにしてる。

ところで、冲方丁の「十二人の死にたい子どもたち」という小説がある。

(ここから先ややネタバレ

不治の病を抱えて集団自〇に参加する少女がいるのだけれど、

終盤、この不治の病というのが、遊びで移されたヘルペスだということが判明する。

そして少女は周りからバカにされる。そんなつまらないことで死を決意するなんて、と。

ヘルペス持ちの私としては、作者に対してものすごく腹が立った。

ヘルペスは不治の病と堂々と言える(堂々と人には言えないけど)、つらい病気だ。

定期的に激痛がやってくる、排泄が困難、椅子にじっと座っていることもできない、

自由セックスもできない、新しい恋愛もできない、他人と肉体的に深く関わることを躊躇してしまう。

ヘルペスになる前となった後の人生は、全然違う人生だ。作者は全然分かってないと思う。

から増田が不治の病と表現するのはとても共感できるし、

実際、私も周りには「治らない持病があってね…病院通ってるんだよね…」みたいな感じで、訳あり顔で話したりする。

若いうちに発症するのはお気の毒だと思うけど、再発抑制療法があればQOLもそんなに下がらず生活できる。

あと、運動しすぎると体が疲れて余計に発症することもあるからほどほどに。

  • 知らなかった。そんな怖い病気なんだ。快復を祈ります。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん