安倍晋三が「反日」で炎上している。反対派をネトウヨのジャーゴンで批判したことについては、文脈とかそういうレベルではなく、あまりに差別的かつ低俗で弁護の余地もない。7年半首相の座にあった人間の発言としてはあまりに最低である。
他方で、安倍が「反日」と表現した「反安倍・菅政権派」に問題がないかというと、それは大いにあると言わざるを得ない。反政権派・五輪開催反対派は明らかに、政権を打倒することをコロナの感染者と犠牲者を減らすことよりも優先しているからである。それは、反政権派の一定多数が感染対策の最前線で奮闘している専門家をバッシングしている(直接していない反政権派もそれをたしなめていない)ことからも明らかである。6月初めに尾身氏が厳しめの発言をしたことを一転して絶賛しているが、これも彼らの関心が菅政権にダメージを与えるかどうかという政局の問題だけで、感染拡大と犠牲者の抑止などにはそもそも関心などないことを示している。
「どっちもどっち」と言いたいのでは全くない。それぞれがそれぞれにひどいのである。安倍はさっさと隠居すべきだし、反政権派も中途半端な勉強でコロナについてバカを晒さないでほしい。
今気づいたがなぜ反日なのか 日反ではダメなのか
反町隆史はどの町のアンチなのか