「ずっと親しいと思っていたあの娘が、初対面の男の前でみたことない表情をしている」「あんな風に笑えるんだ…」
イケメンが悪いわけじゃないし、もちろん彼女も悪くない、じゃあ俺が悪い?
それも違和感がある。彼女でさえない女性のみたことない表情を追求するために努力するって、なんだか随分身勝手な、傲慢な態度に思う。
公平を説いた有名な画像がある。フェンスに寄りかかって野球を見ているふたり。背の低い片方の足元には台が置かれている。
生まれ持った誰が悪いでもない差を埋めるために社会的なサポートが必要とされる。足の不自由な人のためにスロープを、目の不自由な人のために点字を。
一体全体、どんなサポートがあればこんな気持ちにならずに済む?
ある人はこんな風に答えた。「野球に誘ってくれる友達がいればいい。」
——でも、その野球にはイケメンは誘われないわけだろう? ならば今度はイケメンの方が哀しい気持ちになるんじゃないか。
ある人はこんな風に答えた。「恋愛などしなくても、家族を持つことはできる。」
——でも、それは経済的な相棒になったパートナーから、あんな風な屈託のない笑みを得る機会を奪うことになってしまう。
ある人はこんな風に答えた。「ネコを飼えば、救われるよ。」
——でも… それはできない… 独身男性はネコを飼うには不適格だとされて拒否される。保健所でさえ、家族構成を、みる。そういう県もあるんだよ…。ペットショップから買うことは、俺にはできない。できないんだ…。
インセル増田からの注釈。これを読んで傷ついたペット持ちの方がいたら、申し訳なく思います。主題を含むなんらかの事情で追い詰められた果てにペットショップから買ってしまった...