2021-06-11

動物実験

断っておくが、俺は動物愛護団体人間ではないし、ヴィーガンでもなければ、そもそも動物が嫌いだ。

嫌いな理由は命があると思えないからだ。こういうことを言うと、サイコパスになりたくてサイコパス診断を受ける厨二病みたいですごい嫌だが、犬ころの小さな体の、薄い皮の下に、命があり、血が流れていると思えない。

鳥なんて怖すぎる。カラスも鳩も、ひよこだって怖い。だけど、俺は鶏肉だって鶏卵だって、美味しい美味しい言って食べる。でも、バロットピータンは目にも口にも入れたくない。

豚も牛も、馬も食べる。

だって、活き造りを新鮮で良いものだと思うし、釣りだってする。煮魚の目ん玉なんて筋も殻も食べるし、プルプルのコラーゲン大好物だ。

だけど、俺は動物実験が怖い。自分の手で、ネズミを殺すことが怖い。

自分が進んだ進路を考えたら、どうしようもないが、血清を得るために、生きているネズミ手袋ごしに触って、注射を打って安楽死させて、解剖して、血を抜くことが怖い。

鶏をシメたことはないし、頭を落とされた状態なんて、想像するだけで鳥肌が立つ。だけど、魚は殺せるし、口に釣り針を引っ掛けることを何とも思わない。

ネズミ可哀想なのではなく、あたたかネズミを触ること、それが嫌で、実験日和っている。

この感情はなんだ?なんで魚ならいい、食肉ならいいと思えるのか?

その理由が俺が食べるため、なら、このネズミだって俺の勉強のためになる。

動物実験反対派のひとたちは理系に進むことは選ばないのかな?なんて思ったりもす。

俺の使うマウスは、ただ人間実験されるために産まれいるから、可哀想なのか可哀想じゃないのか、たまに分からなくなる。

可哀想な俺、可哀想マウス。はやく学位欲しいな。

  • 脊椎があったりとか脳がある感じがする動物の方が安心できる クラゲとか神経無さそうなのに動くヤツらが怖いわ、触れん

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん