配るのは旗というか、反射テープを貼った黄色いバルーンの棒だ。これを全国の歩行者に配る。
使い方は簡単だ。歩行者が横断歩道を渡りたいときに、この旗を車道側に差し出す。上に掲げてもいい。そうやって、横断の意思表示をする。大抵の車は停まってくれる。
横断するときもこの旗をブラブラさせて目立つようにすると安全性が増す。
とかく日本の歩行者はかわいそうな存在で、横断歩道を渡るにも車が停まってくれるかビクビクしなきゃいけない。
同時に、マナーの悪いドライバーが惰性で歩行者を無視する気持ちも、わかる。そういう人に歩行者を待たせるには、マナー啓蒙や標語では足りない。
あと、普通のドライバー側にも辛いところがあって、歩行者を待つために徐行したり停車したりしても、歩行者はなかなか横断歩道を渡ってくれない。
これらの問題を一挙に解消するためには、歩行者が毅然と渡りますアピールができればいいんじゃないかと、そう考えたわけだ。
横断旗なら手軽で目立つ。
普及すれば、ドライバーは否応なく停まる。歩行者は不安なく横断歩道を渡れる。
というわけでこの旗を全国の歩行者にばら撒いた。
というのは嘘だ。
実はばら撒いていない。
だっておれコミュ障だし、フリーターだし、金ないし。こういうことのために頼れる人とかいないし。だれを頼ればいいのかもわからないし。
まあおれダメなんですよ。
だから思ってるだけでなにもやらなかった。NPO立ち上げなかった。
でもね。こないだホッテントリ入りしてた記事を読んでさ、おれのアホなアイディアでも増田には書けるなとふと思ったわけですよ。
なので書いた。