昭和、平成、令和それぞれ流行りの絵柄があり、漫画家は前の時代の絵柄のまま次の時代に行ってしまうと自分の絵柄が古くさくなるので、意図的に自分の絵柄を今風に変えてしまう人もいれば、自然に手癖が変わって絵柄が変わる人もいる
種村有菜がTwitterであげてた「ノイン」を見たときにこれはノインじゃないと思った
本人は久しぶりに描いたからわけがわからなかったなんて言ってて、「あ、やっぱりご本人でもそうなんだ…」と思ってたらファンが「一目でノインだとわかりました!」「ノインを描いてくれて嬉しい!」と喜びの反応を示していて、こういうファンは令和の種村有菜の絵のファンなんだって思った
私が一番好きだった種村有菜の絵はジャンル、KYOKO、フルムーンの時代
昔のあの絵が好きだ
種村有菜以外の漫画家でも「昔の絵柄の方が好きだった現象」が起きててつらい
昔の絵柄は癖が強くてそれが味になっていたのに、今になってその癖がなくなって、ありきたりな絵柄に平均化されていって、特徴がなくなってしまうこととかもある
つらい
そういえば、イラストの描き方の教本の絵柄が好きだとは思えないことが多いんだけどそれは癖がないこれといった特徴がないありきたりな絵柄だからそう思うのかな?
まー、種村有菜は絵柄が変わってもレジェンドでカリスマだから、こんなちっぽけな私が「昔の方が好きだった」とグダグダ言ったところで彼女の画力の評価は全く落ちません
高橋留美子とか種村有菜とか鳥山明とか尾田栄一郎とかレジェンド漫画家はその人の絵柄そのものがレジェンド級なんだから時代に合わせて変える必要がないんだよね(種村有菜は令和の種村有菜に変わってしまったけれども)
レジェンド漫画家は絵柄の癖なんか変えずにずっと貫いててほしいわ
リボーンの作者の天野明はあの絵柄をキープしつつ、進化していってて嬉しい
鬼滅の刃の絵柄大好きだったから吾峠呼世晴が次の新作を描いたときに絵柄が変わってしまったとしたらすげえショックなんだけど、吾峠呼世晴は自身の絵柄、描きかたにとてもこだわりがある人なんで高橋留美子みたいに貫いてくれると思う