確かに結婚しなくたって白い目で見られない、というのは大事な事だ。
結婚できない事それ自体の苦しみと、結婚できない人間であるという評価を周囲から下される事の苦しみは別だ。
そして、後者はほとんどマッチポンプみたいなもので、ある人を積極的にパートナーとして選ばないという選択をするのは自由だが、
「きもい」「ブス」などと言って貶めたり、友人同士のつながりにすら入れない、という事をするのは全く不当な事だ。
LGBTの人にこう言った不利益を押し付ける事もまた同様である。社会の呪縛なんて有害無益である。
しかし、定型の男女の夫婦というのは個人の幸せを構築する上でも社会を維持する上でも、何千年という歴史のあるストロングスタイルだ。
結婚はできるならした方がいいし、子供もできるなら作った方がいい。
これからの時代はおひとり様でも生きていける、という人たちはあなたの老後に寄り添ってはくれない。
あなたに寄り添ってくれるのは、あなたが寄り添ってあげられる一人のパートナーか、あなたが育てたあなたの子供だけである。
そういうスタンダードに乗らないのも人生だ。それを馬鹿にしてはいけない。スタンダードに乗ったつもりが脱線事故に遭う事もあるのが人生なのだから。