2021-02-25

就活の時、やたらリーダーシップという言葉を聞いた。

今でもそうなのか分からないけど…私が就活していた時代、一番求められていたものだった。

リーダーシップを発揮して経験を教えてください、と言われて私は頭を抱えた。

皆無…。

そう、皆無だった。

そもそも、目立つことが大嫌いだ。

自分はそういうつもりがなくてもいつの間にかそういうポジションに…というタイプでもなかった。

集団すみっこで、地味に、目立たないように生きてきた。

しか就活で「そういうタイプだったんです」と言って、採用されるわけがない時代だった。

仕方がないので、無から有とは言わないが、1を100にしてエピソードを語った。

運よく採用された職場で働き始めて、全くタイプが違うところに採用されてしまったなと感じた。

当たり前だ。リーダーシップなんて発揮したことがない。時代が求めていない人材から

しかしそういう職場採用されたため、強制的リーダーをしなくてはいけなくなった。

恐ろしい体験だった。

また、「私そういうタイプじゃないんで…」とは仕事じゃ言えないって本当なんだなということも知った。

私が担当したのは、やったことがないしそういうタイプじゃないと思う仕事ばかりだったので、

腐るほどチャンスがあった、ともいえる。

チャンスがやってくるたびに、ああそんなタイプじゃないしどうやったらいいんだよ…と悩んだ。

チャンスの分だけしにたくなった、リアルガチに。

よっこらしょと必死に持ち上げ、なんとかこなし、また次…とやってきたら、

から見たらただ順調にキャリアを積んでる人になっていた。

必要ピンチもといチャンスがやってきて、しぬほど悩み、そこから何かを学ぶ、の繰り返しは

辛いだけだったが、この状態一言で言えば、着実な成長だった。

想像全然違った。着実な成長ポスター展があったとしたら、そこに私のような人間は描かれない。

自分の思いとは全然違うところで、着実に成長している私は、一体何なんだろう。

少し息抜きをしたいのかもしれない。

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