森さんの発言全文読んだんだけど、たしかに冒頭の歴史ある建物を移転させるのに関わってきた話とか面白くはあるんだけど、真ん中から後半にいくほど本当に自分の見える世界のことしか頭にないんだなーという印象を受けた。五輪への反対意見も悪口や嫌がらせとしか受け取っていない。現実にコロナのリスクがあるから難しいのでは?って言われてるのを、世間の逆風みたいに受け取っちゃってる。世間が悪者で自分たちだけがアスリートの味方で逆境で苦しめられているというような。
政治家って本来は、たとえ自分の専門分野じゃないとしても専門家から意見聞くなりしたらある程度理解できる能力が必要だと思うんだけど。コロナの状況がどうなっていても五輪やるとか言ってるとこみると、コロナの性質をきちんと理解してるとは思えない(あるいはあえて理解しないふりをしてるか←こういう人もなかにはいると思う)。
冒頭の自分語りのように、大きな建物や人と金を動かすのだけが仕事だと思ってるんだろうな。現状に即した柔軟な判断などは彼らのなかでは評価されず、上が一度取り決めたことは(お金もすでにめちゃくちゃかかってるし)、どんなに人々に負担とリスクを強いても推進し実現するのが彼らのなかでは仕事として何より評価されることなんだな、と。あの発言全文から読み取れた。そしてそれが世の人々にも当然賛同されるものだと思ってるあたり、想像力がなさすぎる。