2020-11-22

anond:20201119215319

まず胃腸悲鳴を上げる

消化液が通るところは自分たち細胞も殺している。それを毎日毎日修復している。

痛くないはずがない

  

次に膵臓。ここは消化液を作るところ。

一番有名な消化液は胃液だが、膵液は脂肪たんぱく質も糖も溶かす万能消化液である

話は戻るが小腸は胃液と膵液交じりの食べ物だったものが通る場所である

焼けるぞ溶けるぞ。

  

小腸で吸収されたものの中には有毒なものもある。それを解毒するのが肝臓である

この激戦区では多数の細胞死ぬことが前提の仕組みになっており

1/3ほど残っていれば一か月たたずに元に戻る設計になっている。

  

そして3人目の沈黙の臓器、腎臓

腎臓では血液中の有害もの不要物をろ過して尿として捨てるわけだが

1分間に1Lの血液を処理させられるのである

効率化のために微小な血管・尿細管に文字通り圧をかけて働かせるのである

そのため血圧調整は脳だけではなく腎臓も行っているのである

胃・腸・肝臓は「壊れたら再生すればいいじゃない」という思想で作られているが

腎臓は「壊れるし作り直せないので必要な分の2倍以上用意します」という思想で作られている

  

番外編

  

老皮膚「散々お前のために前線で菌や異物と戦ってきたのに、役目が終わったら汚れ扱いか

新人皮膚「あんたの死骸は菌や虫の前線基地になるんだ。老害処分する」

老皮膚「お前もいつかおれのようになる。覚えておけよ。いくら栄養をもらっても俺たちは使い捨ての駒なんだよ」

  

髪の毛「私の役目は終わりました。ここを去らせていただきます

??「待ってくれ、君はそこにいるだけで意味があるんだ。ワカメだってなんだって用意する。ずっとここにいてくれ」

髪の毛「ワカメ別にいらないので。さようなら

??「行くな、行くならせめて後進を育ててから行ってくれ」

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