半沢直樹おもしれーーーー!!と思って検索したら女性の社会進出から出遅れている時代錯誤なドラマと叩かれていた。
10年前、高圧的な上司に抗う一社員の姿が多くの社会人を興奮させた。半沢直樹は社会人にとってのアンパンマンの様な存在となり自然と応援してしまった人も多かったと思われる。
女性の社会進出、女性軽視、インターネットで見ると一番うんざりするワードだ。勿論現実社会では新しい価値観にアップデートしていくことが必要であるし実際に取り組みされていない会社への信頼度は最底辺である。しかしフィクション、ましてや半沢直樹にそれが必要か?という話なのだ。
半沢直樹はまともじゃない上司と、前時代的な考え方と、旧時代の価値観だから面白いのだ。手柄を横取りしない協力的な上司と、新時代を彷彿とさせる前衛的な社会で、最新までアップデートされた価値観の半沢直樹なんて大したトラブルは起きないしつまらない。古臭いからこそ理不尽な悪が成立するのだ。むしろ女性が役員として活躍している立派な会社でこんな馬鹿みたいに価値観の狂った事件が起きているフィクションの方が女性への侮蔑じゃないのか。
そもそも池井戸潤の作品にリアリティとか社会派要素とか求めてる奴がいるんだろうか 時代劇だろあれ
スーツ歌舞伎