こんなに不誠実な採用担当がいていいものだろうか、いや、存在していいはずがない。
詳しく書いたところでどうしようもないので、ぼんやりとしたさわりだけ載せる。
今年だけで5人ほど辞めた。
コロナの影響を受けて辞めてもらったのではなく、「私辞めます」という人が半年でこれだけ出た。
辞めていく人を見送り続けていたら、突然羨ましくなった。
私は働く場を変えるという選択肢を持って出ていった5人を尊敬している。
彼らと最後の挨拶を交わしているうちに、もしかしたら自分も覚悟を持って行動に起こすことが許されるのではないかと思った。
折角だし転職活動をしようと思った矢先、採用になってしまった。
理由は明白。
人が辞めたからだ。
5人の穴埋めをすべく、この時期から突然新卒採用をしようと上層部が言い始めた。
そんな馬鹿な。
辞めたくなる会社に未来ある学生を迎えようというのは学生に失礼だ。
頼むから来ないでくれ、という願いとは裏腹に現在も打ち合わせを進めている最中だ。
まさか自分がこんな形で罪悪感を背負い込むことになるとは夢にも思わなかった。
新しい希望である学生に対して誠実でありたいが、辞めようと決意したせいか、早くここから出たいという気持ちが頭の奥にこびりついて離れない。このまま辞めたいと思いながら働くことは会社に対する不義理だと思う。
素晴らしい人材を採用することで、会社を変えていければいいね!